Mother (介護日記)
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2002年11月28日(木) 哲学を語る

今日は検診のない木曜日なので、ヘルパーのOさんが来てくれる日だった。

食事が終わってトイレを済ませ、ベッドに移動し、息切れも落ち着き、
ウトウトし掛けたところでの訪問。

前回は4時間ずっと話をしていたので、Oさんもお疲れになっただろうと思い、
今回は少しでも母が寝てくれるといいな、と思っていた。

私は途中で美容室に出かけたのだが、結局、今回もずっと話し込んでいたようだ。



 * * * * *



美容室の予約が3時半だったので、それまではネットしながら家事をしていた。

母の部屋からは、二人の会話が聞こえてくる。
母はベッドに寝たまま。 Oさんは、傍らの椅子に腰掛けている。

Oさんは、さすがに聞き上手で、母が話しやすいように質問をしてくる。
母がそれに答えている様子はまた興味深い。


母にとっては、父が早くに亡くなったことがとても寂しいようである。
父との10数年の思い出を語っていた。


また、故郷下田に寄せる思いも大きい。

「あなたも一度、下田に行って見なさいよ、いいところだから。」


さらには哲学?まで語りだした。

「人間はいつも笑顔でいなくちゃね。
 自分自身がいつも笑顔でいれば、相手も自然に笑顔になるでしょう?」


とにかく良くしゃべる。
しかも、ちゃんと筋道が通っている。
それをOさんが、相槌を打ちながら根気良く聞いてくれている。

これが、目がうつろでボーッとしている時の母と同じとは、とても思えなかった。
咳き込みもほとんどなく落ち着いていた。

しかし、同じ話しが何度も出てくるのも、Oさんにとっては苦痛になってくるだろう。
そうかと言って、母は今日も眠りそうにはない。
そこで「4時からTVで『水戸黄門』が始まるよ」と促して、私は美容室に出掛けた。

私が5時直前に帰宅すると、居間でテレビを見ていた。

洗濯物もOさんが取り込んでくれてあった。
しかも、取り込んだ後の指示も、母が出したと言うので驚いた。

「ここ(鴨居)に、こういう風にかけておくんだ、って教えてくれたんです」

この時期は、洗濯物がカラッと仕上がらないので、
うちは、夕方からつけるヒーターの熱で乾燥させてから夜になってたたんでいる。
それを、母がちゃんと認識しているということだ。
最近は、洗濯物をたたむ手伝いもしなくなっていたのに・・・


他人との会話で言葉が次々に出てくるし、
他人との留守番で、自分が主になって指揮を執るなどの行動ができて、
とても良い機会になっていると思う。



 * * * * *



私が美容室に行く前、Oさんが言った。

「今日見たテレビで小山明子が、
 介護する人も自分自身がキレイにした方がいい、って言ってましたよ」

つい、同じ服ばかりを着ていたりするんだよね(^_^;)


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