Mother (介護日記)
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今日は検診のない木曜日なので、ヘルパーのOさんが来てくれる日だった。
食事が終わってトイレを済ませ、ベッドに移動し、息切れも落ち着き、 ウトウトし掛けたところでの訪問。
前回は4時間ずっと話をしていたので、Oさんもお疲れになっただろうと思い、 今回は少しでも母が寝てくれるといいな、と思っていた。
私は途中で美容室に出かけたのだが、結局、今回もずっと話し込んでいたようだ。
* * * * *
美容室の予約が3時半だったので、それまではネットしながら家事をしていた。
母の部屋からは、二人の会話が聞こえてくる。 母はベッドに寝たまま。 Oさんは、傍らの椅子に腰掛けている。
Oさんは、さすがに聞き上手で、母が話しやすいように質問をしてくる。 母がそれに答えている様子はまた興味深い。
母にとっては、父が早くに亡くなったことがとても寂しいようである。 父との10数年の思い出を語っていた。
また、故郷下田に寄せる思いも大きい。
「あなたも一度、下田に行って見なさいよ、いいところだから。」
さらには哲学?まで語りだした。
「人間はいつも笑顔でいなくちゃね。 自分自身がいつも笑顔でいれば、相手も自然に笑顔になるでしょう?」
とにかく良くしゃべる。 しかも、ちゃんと筋道が通っている。 それをOさんが、相槌を打ちながら根気良く聞いてくれている。
これが、目がうつろでボーッとしている時の母と同じとは、とても思えなかった。 咳き込みもほとんどなく落ち着いていた。
しかし、同じ話しが何度も出てくるのも、Oさんにとっては苦痛になってくるだろう。 そうかと言って、母は今日も眠りそうにはない。 そこで「4時からTVで『水戸黄門』が始まるよ」と促して、私は美容室に出掛けた。
私が5時直前に帰宅すると、居間でテレビを見ていた。
洗濯物もOさんが取り込んでくれてあった。 しかも、取り込んだ後の指示も、母が出したと言うので驚いた。
「ここ(鴨居)に、こういう風にかけておくんだ、って教えてくれたんです」
この時期は、洗濯物がカラッと仕上がらないので、 うちは、夕方からつけるヒーターの熱で乾燥させてから夜になってたたんでいる。 それを、母がちゃんと認識しているということだ。 最近は、洗濯物をたたむ手伝いもしなくなっていたのに・・・
他人との会話で言葉が次々に出てくるし、 他人との留守番で、自分が主になって指揮を執るなどの行動ができて、 とても良い機会になっていると思う。
* * * * *
私が美容室に行く前、Oさんが言った。
「今日見たテレビで小山明子が、 介護する人も自分自身がキレイにした方がいい、って言ってましたよ」
つい、同じ服ばかりを着ていたりするんだよね(^_^;)
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