森を歩いた。
歩け、歩け、歩けってくらいに歩いた。 往復12キロ。
最初、勢いよく歩き始めた私は疲れてきた。 んでもって、自分の歩きやすいペースにしてみたら、改めて思ったのは私はペースが遅い人なんだなぁってこと。
森の中は本当にステキだった。 きっと泥んこになるのがキライな人は嫌がるだろうけど、私は何せワイルドなので そんなのへっちゃらで、1本しか持ってきてないジーンズだってスニーカーだって、もうこの間の台風でグチャグチャになってる山道を平気に歩いた。 寧ろ、楽しくてしょうがなかった。
道を阻んでいる川だって楽しくて。
帰りには雨が降ってきた。 それがまた最高。
雨は結構激しいのに、そんなに勢いよくは雨が当たらない。 ふと上を見ると、そりゃ貴方。
森が私達を雨から守ってくれてるのですよ。 なんてステキな自然なのでしょう、最高感激。
そして木々の隙間に落ちる雨達。 私は思わず探したね。 小さな森の妖精みたいのが居そうでさ。
途中、雨がひどくなってきたからと言って車の通る道に出るために急な崖みたいな所を上った。 それこそ、手を近くにある石などににつかまったりして。
上りきった所にいた二人。
さえ:おぉ♪ なんだかここ、叫びたくなるねぇ?(笑) 女の子:ここで叫ぼうと思ったんです。叫びません?
さえ:おぉぉ。いいよ、いいよ♪ なんて叫ぶ? 女の子:アフリカへ毛布をおくる運動バンザーイって!
そうです。 その二人こそ、2月から6月まで委員長、副委員長をしてくれた二人だったのです。
男の子:アフリカへ毛布をおくるうんどぉぉぉぉぉ
3人:ばんざぁぁぁい ばんざぁぁぁい ばんさぁぁぁぁぁぁぁぁい!!
キャー♪
山から叫んだこの3人。 いろんな思いがあったんです。 だからこそ、3人で叫べたこと最高でした。
髪も何も全部濡れちゃったし化粧も綺麗にメイクした筈なのに、最後はかなりのスッピンで(笑) けどそれはなんだか頑張った証みたいで、その後のお風呂が超気持ち良かった。
夜、電報が届いた。 母からだった。 「私も行きたかったなぁ。」
母は、そういうことをウソンコで言う人じゃ無い。 だから本当に来たかったんだろうなぁと思った。 それ以上に、昨日の朝送り出してくれたお父さんとお母さんの胸の中にはきっと 36年前の自分達を思い浮かべてるんだろうなぁって思った。
青梅の空の下で、娘は2日目の眠りにつきました。 私より若かった二人の思いのある所で。
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