お昼で会社も終わり、小樽のばぁちゃんの家に行こうかなぁなんて考えながら家に着いた。
さえ母:小樽のばーちゃん家に行かない?
なんて訳で小樽のばーちゃんの家に行くことになったけれど、その前にさえ母が通っている陶芸教室に寄ってくことになった。 さえ母は彼此、数年陶芸を習っている。 家にロクロを買って時間があれば夜にBGMを聞きながら薄暗いライトの中、雰囲気まで作って呑気に廻しているのだ。
陶芸教室をしているのは12.3人も入ればいっぱいの小屋でしている。 この陶芸教室にいるメンバーは私の親知らずを抜いてくれた歯医者の先生夫婦、少し若い女性、家族連れの親子4人、そして陶芸の先生夫婦の9人だった。
歯医者さん:歯は痛みませんか? さえ:は、はい。大丈夫です(笑)
テーブルの上に焼く前の未完成作品30点程がおいてあった。 まさか、まさかのその代物。 さえ母が作るだけ作って中途半端なモノだった。 お茶碗、灰皿、銚子、徳利。
見ただけでメマイを覚えたさえ母は私を使う、使う。 色を出すためにバケツに入った白い液に、その作品を挟んでつける。 バケツにつけた作品は真っ白な綺麗な色になる。
それが楽しくて、どんどんやっていった。
さえ:お母さん、やりなよ(笑) さえ母:いやだ。面倒くさい(笑)
うぉぃ! これは君の作品だぞ?
そんなこんなで作品を白い液につけた所で退散することにした。
陶芸って結構、面白いなぁと思った。 やろうかな。等と思ってる最中。
小樽に向かう途中の私達は、途中でお菓子を買ってくことにした。 買いながら明日の15時30分にホテルの喫茶店であの方にお会いする約束をしてるのでお菓子を数点買った。 小樽へ向かう途中には、いつもさえ母と寄るジェラード屋さんがある。 私の大好物にソフトクリームが入っている。
ジェラードを食べながら小樽へ向かう。 私はこの時間が結構好きで、さえ母といろんな話をしながら出掛けるのが好きなのだ。
小樽へ着くと、ばぁちゃんとイトコ、イトコの子供サクラ、おばさんが居た。 じいちゃんへお参りをする。
じいちゃんは凄くハンサムで、大人しくて頑固で暖かくて大好きなじいちゃんだった。私が中学3年生の時に亡くなったのだけれど今も眼を閉じるとじいちゃんの顔が浮かんでくるし暖かい懐かしい気持ちになる。
小樽のばあちゃんの家には、いつも皆が集まってて古い家に皆が寄り添って寝る。 子供軍団と大人に分けられていて、大人軍団はいつもお酒ばかり飲んでいたけど、そこから聞こえる笑い声がいつもいつもいつも楽しそうで、楽しかった。
今も皆、仲がよいのはおじいちゃん、おばあちゃんのお陰だと思っている。 じいちゃんはもう居ないけど、私の心には今も生きている。 そしていつも見守ってくれている。 皆を。
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