騎馬民族

2002年08月12日(月) 無理の無い奏で

友人に誘われてライブに行くことになった。

内容は殆どわからないのに「北の国からの音楽のナントカで...」というのを「行きます♪」なんて二つ返事しちゃったりして。

少し遠いその会場まで、初めて会う人をジムニーに乗せて、向かった。
女性は、知る人ぞ知る雑誌編集の方で、テレビや雑誌など殆ど読まない私は、雑誌名を聞いた時、人の名前かと思ったくらいであーる。

雨が降る札幌は凄く寒くて。
会場に着くと、そこもやっぱり冷たい雨。
けれど中に入ると私の大好きな恵庭のお姉さんが居て、顔を見ると少しホッとしたのも事実。

お姉さんの近くに行くと、皆がそれぞれ自己紹介をし合っている。
..が庶民の私に肩書きは無いのでちょっと横目で見ながら小さく脇に待機(笑)

その後、開始の放送がかかったので何もわからないまま、真っ暗な会場に入り椅子に座り、今から始まろうとするコトを待つ。

男女が入ってきた。
スポットライトに照らされる二人。

アコースティックギター。

時々、弦の音がキュインと鳴る。

男性が弦を弾く時に出る音なのか、それがまた気持ち良い。

女性がフルートを演奏する。
演奏するという言葉は正しく無いと思うけど、他に言い方が見つからない。
実際、フルートの奏でる音を生で聞いたのは初めてで、大体にして自分が誰の何のライブに来たかも結構曖昧だったので、なんだかポカンとしていた。

3mも離れていない場所で見るフルートは本当に綺麗で、当たるライトでキラキラ光っているのがまた綺麗で。
そして女性の奏でるフルートの音が、本当に素敵で。

男性のギター。女性のフルート。
音楽をかじったことも舐めたこともないクセに「ギターとフルートって合うのかな?」なんてことをぶっとばしちゃうほど、静かだったり、激しかったり。

二人の音楽は本当に自然で、全然無理な所が無いように見えた。
それが凄く印象的で。

そうしたらなんとなく、あぁ、私もこのまんまで良いのかなぁなんて思ったりして。
それを言いたくて楽屋まで行って握手してもらった。
言いたくてって言うか、わかんないけど(笑)

思ったよりも小さな手の男性。
とても謙虚で素敵な女性。

今回のライブは、正式には「坂元昭二&赤木りえ」さん両名によるジョイント。
坂元さんはさだまさしさんと17年間一緒に活動され、北の国からドラマの中の曲をギターで弾かれていた方。
赤木さんは世界的に活躍されているフルートの奏者。


なんかね?
こんな風にしてたら、こういう風になっちゃったんだよ。


そんな風に見えた。
私もそうなりたいと思った日だった。

本当は二次会に行きたかったけれど、数時間したら奥尻に行くので泣く泣く帰って来た。


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