某友人:今日、釣りに行くんだー 行くか? さえ:行きます!
と言う事で、リュックにさっさと荷物を詰め込み積丹方面へ向かった。 獲物は「イカ」 釣りなどしたことが無いのでイカでもなんでも同じな私は、ただただ楽しみだった。
積丹ななんども三度も言うけれど、私の大好きな所だ。 積丹のおいさんの家とは別方向だったので、真っ直ぐに釣り現場へ。
お酒を買ってー。ビールを買ってー。 おつまみは三つ子ちゃんのお母さんから「乾燥納豆」を貰った(これが超美味しくて釣りの間中、食べていた)
釣りの場所からの眺めは本当に綺麗で、海のキラキラと空・雲。 夜には北斗七星がはっきりと見え、向こう街の明かりがキラキラしていて綺麗だった。
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釣り道具はもっていないので、友人から借りた。 竿など持った事無いのだけど、2.3時間も投げ続けていると「上手い、上手い」と褒めてくれるくらいには投げれるようになった。
しかし、しかし。 周りは本当におじさんやおじいちゃんばっかり。
横にいたおじさんの捕まえたカレイを見に行ったりして話をする。 なんか触れ合いって感じで、こういうのが好きだ(庶民
イカが釣れ始めた。 イカは墨を吐く。 そしてキュゥゥ、キュゥゥと鳴く。 可愛いのだ。
イカ釣りの達人もいらっしゃり、其の方から釣り方を教えて貰った。 イカが針にかかった時の感触は、なんともいえない。
達人に教えてもらってる時に、イカが釣れた。 イカを引き寄せ、持ち上げたときにイカが頭にあたった。
さえ:イカがぶつかりましたぁぁ イカ:キュゥゥ キュゥゥ
暗闇で私にぶつかったイカが鳴いていた。
そんなに私の頭、固かったかしらん。
夜になると、釣竿につけている「うき」が蛍光に光る。 イカ達がエサをつつくと「うき」が動くのだ。 おじさん達が釣り糸を投げると「うき」が流れ星のように見える。 海の上に「うき」達が浮かんでいる光景も綺麗だった。
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蚊がすごくて困った私はスカーフを首と顔に巻いた。 しかし、保護するのが遅かったようだ。 顔5箇所。右手11箇所。左手4ヶ所も蚊にさされた。カユイ、カユイ。
夜を徹してイカを釣るおじさん達のバイタリティにビックリした。 一向に休む気配もなく、私は最後の方になると馴れない釣竿の重みで筋肉痛になり、ヨロヨロし「休憩」が多くなっていた。
ただのおばーちゃんみたいだった。
座るたびにお酒を飲み、ツマミを食べ、海と空を眺める。 釣りは朝の3時をまわり、周囲が明るくなるまでしていた。
そう、そう。 私はコンビニから「割りこソバ」を買ってたのだけど。 暗闇で割りこソバは食べれませんね。あはは(笑)
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