紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2002年06月18日(火) 僕が見下せるのはビルの上からだけ





























40階建てのビルから群れる人間たちに目を向ける



























そこから見える人間は

指で弾けば飛んでいってしまいそうなくらい小さいくせに

僕はどんな奴の前でも勝てない

もっともっと小さい人間で

相手の言葉にとりあえず笑って頷いて

相手が僕を嫌いにならないように

そっとそっと扱って







だけど僕は

「扱ってる」

「構ってやってる」


そんな考えで

小さな小さな優越感














僕は小さくて情けない人間だけど

僕は頑張っているから




これからも下劣な人間として





















傀儡

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