メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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嘘でかためられた言葉で オーダーメイドのスーツを作れば きっと僕によく似合う 悪趣味なセンスが光るはず
君に愛してもらいたくて ずっと卑屈な笑顔作ってた 欲望に任せて不機嫌 君さえいれば幸せなのに
ここで僕は時間を潰して 通りすがりの娘にウインクをする 人工甘味料の優しさ 合成着色料の温もり
でも君がいてくれないと 涙が出ちゃうんだBABY 不誠実な僕に花束を 不誠実な僕に花束を
博愛主義者のだらしない過去 君の前で懺悔しよう 独占欲で固められた 鬱陶しいだけのオーバーアクション
偏愛主義者への憧れは 辛辣なアイロニーで傷つけて 尋常じゃない愛の歌 絵の具に溶いて街に塗る
君の包容力に甘えて いちいち逆らって斬りつける 化学調味料にシビレて 合成保存料に蝕まれて
もう君がいてくれないと ダメになっちゃうんだBABY 不誠実な僕に花束を 不誠実な僕に花束を
今夜も作られた物語を したり顔で歌ってのけるから だれかれ構わず愛の歌 陶酔して流すから
その拍手の合間にきこえる 君の声だけに耳をすますから 不誠実な僕に花束を 不誠実な僕に花束を
君のためだけに ラストソングを
不誠実な僕に花束を 不誠実な僕に花束を
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