メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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いつのまにやらポケットに入れられた ピンク色のカード 時間と待ち合わせ場所が指定してあった
名前は不吉な匂い 用件はうさんくさい話 やぶりすてて家に帰った
もう忘れようとしていた失敗を チクチクとほじくり返すイヤな奴 あざけ笑うように傷を触りに来る
悪かったよ 君の下品さには負けたよ だからいいかげん勘弁してくれ
もう一度思い出せっていうのか 晒された 辱められた あの希望のない屈辱を
ピンク色のカード 警告を発してるオルガンのカタログ 真夜中の冗談は ただただゲスな思い出だけ
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