メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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運命に導かれるように 遙かな闇の中へ そして僕は死んでしまった
翼を持たない僕は 光に包まれながら 不安定にそして自然に 誘われていった
泣いて縋る君を ただ見つめながら 届かない声で 呼びかけながら
DEEP DOWN。。。。
ふと気付けば 君の温もりに抱かれながら 新しい人生が始まっていたこと 理解できずに戸惑っていた
『あなたはパパの残してくれた 忘れ形見なのよ』と 涙うかべて抱きしめる君から 産まれた子の身体 言葉にならない泣き声 僕はここにいると伝えたいのに
叫ぶ声が届かない 君のことならなんでもわかっているのに
今僕は 君の腕の中で この冗談のような現実にふるえてる
眠りを重ねるたび 薄れてゆく世界 おぼろげになってくる 忘れはじめてる 僕が誰だったのかも もう消えかかってる 愛を抱えたまま 消えてゆく記憶 失われてゆく記憶 僕はここにいる 君を愛している 記憶が薄れてゆく
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