メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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首を絞められたような気持ちで 舟から身を乗り出した 首を絞められたような気持ちで 夢から身を乗り出した
天才の語らいは 凡人にはわからない 金属の打ち合う音と 森の燃える炎の色
空が明るいから 星は影を潜めている 空が悲しいから 雲はすこし出しゃばっている
電池が切れて動かなくなった 偽物の人形、よくできた表情
首を絞められたような気持ちで 舟から身を乗り出した 川面に映った大人達の光
ろくでもない男に身を任せた 英才教育の詩人は セックスについて理論を並べ続けた
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