メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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ZEBRA AND HORSE |
2005年07月29日(金) |
その丘に集合したら 何年もやぶってきた 約束を思い出せ 鐘はまだ鳴りやまない
頭数かぞえろ 誰が足りないと思う? 約束を思い出せ 白けた大人の顔で
走るのに疲れたら 座り込むようになった 解りあうより なだめるようになった
我慢したり、内に秘めたり 本当のことをいわなくなった 忘れてしまったのではなく 忘れた振りをしてるんだろう
その方が都合がいい
穏やかなウソツキになった 激しい誠実を捨てても 過去なんて消えてもいい そういう時代が来たのか
我が儘に身を任せて 奪い取るように愛を選び 地下室に潜ったまま 姿を消そうとしてる
純白の綺麗な汚物を 顔に塗って椅子に座れば ふん反り返ったその瞳 笑う少年達は消える
何も変わらないだろう 変えようとしなければ 誰も戻らないだろう その狭い汚れた楽園には
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