〓月夜の日記〓(つぶやき版)
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偶然みつけたHPは
以前 あたしが大好きで たまらなかった人が やっているお店のものだった。
もう15年くらい前の話。
そしてそれは、30代になるまで、ずっと引きずっていたこと。
忘れられずにつらかった。
初めて
ものすごく後悔するっていうことを、覚えた。
割れた皿は 元には戻らない・・・・ ほんとに そのとおり。
あまりに 子供過ぎた私は、 そのあまりに大きな愛情に
答えることができなかった。
まだ、人を愛するっていうか、、、、そういうことが、どんなことだか
全然わかってなかったんだよね〜。
その人と 付き合って、さらけだして、 ひとつになって、
二人それぞれで 認め合って、 独立していながらも、尊重しあい・・・
そういうことが、 ちゃんとわかってなかった。
付き合ったのが、その人で二人目で。
高校のとき付き合っていた彼と、別れて
人と別れるってことを、初めて経験したわたしは、
なにがなんだか、わからずに、ほんとうに大切なものを 大切にできなかったの。
一人暮らしを始めて、精神的にも追い詰められていた。
一人で 生きていくって覚悟したのに
いつも 怖がっていた・・・・・毎日夜がこわかった。
なのに職場や友達には 笑顔をふりまいちゃって、馬鹿みたいに
一人ではしゃいでたっけ。 子供過ぎる二十歳がきて、
同じ職場で 働いていた彼が、 だんだん 好きになっていったんだっけ。
いろんなことを、あたしの物の見方を、180度変えてくれた人。
すごく勉強になった。 それまで 味わったことのない感覚を
毎日毎日 教えてくれた。
彼の想いは さりげなく、なのにとても 深かった。
心では いっつも すごい人〜〜!って思っていたのに
あたしは あまのじゃくだったから。
うまく表現できないでいたっけ。
その人は、 いつもあたしの かなり先をどんどん歩いているのに
あたしに歩調をあわせてくれるような 人だったから、
その人が言っていることが、 しばらくたってからしか、理解できなかった。
私が、まだ見たことない景色を すでに見ているのに、
押し付けたりしなかった。
そうっと 教えてくれるような やさしさがいっぱいだった。
あたしに合わせてくれていた・・・・・
大事な人だった。
不安定な心に、また不安定な 出来事が重なり、
あたしは 大事なものを 手放した。
そして すぐに後悔した。
大事なものは もう壊れてしまって。
元には 戻れなくなっていた。
鎌倉が、大好きになって、もう何年も通っているっていうのも
今、ふっと思えば、 彼の影響かもしれない。
忘れられない言葉が、 いっぱいあって。
それを大事に いつも持ってる。
苦しい日々が ずっと続いて
20代はもう、悲惨だったっけ。
楽になりたいって、いつも思ってた。
他力本願、 失意のどん底。
自分じゃなくなったみたいで、 どうにもできなかった・・・・
笑うことすら、できなくなった・・・・・
あれから、でもなんとか、頑張って、
あたし、結婚したんだよ。
いろんな仕事も、やってきたけど、いまだにあの時みたいに
がむしゃらなだけで、気持ちだけ先にいっちゃう。
でも、
彼に言いたいな。
あたし、
やっとしあわせになったよ。
いろいろ迷惑かけて ごめん。
あなたを応援してると。
いつでも、特別な人だよ と。
勝手に、だけどね・・・・
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