右腕のブレス
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名古屋で1泊して,そのまま買い物。 グミは悩んだすえにネックレスを買った。
時間が過ぎるのは早くてあっという間に終電の時間。 少し離れているから,夕食を一緒に食べる時間すらなかった。 ホームでグミは泣いていた。 泣かせたのは僕。
悪いことを言ったわけではない。 涙を拭いて手を振った。
その1週間後に見たのがこの前の日記の内容。
電話でグミの名前を呼んだのに合っていたのかあせった。 どうして,こうなってしまったのだろう???
きっと今でもすきなんだ。 分かってること。
グミとは未来のない話をする。 僕たちのゴールは結婚ではないけれど, このまま続けばいつかそんな日がくるかも知れない。 考えられない。 それは僕だけじゃない。 それなのに,僕に言う。 「未来がないのにどうすればいいの?」 突きつけたのは君だ。
答えようともしなかったのが僕だ。
僕たちは本当に離れ離れになるだろう。 それでも,今一緒にいるのは好きだから,寂しいから。
こんなこと書いてても明日グミに会いに行く。
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