右腕のブレス
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僕らはまだ一緒に居ることになった。 休みの日の予定を立てながら,少し意見が合わなかったりする。
「ねぇ?のらくは私のこと責めてる?」 何回か聞かれた。 「やっぱり,私のこと責めてる?」 そのたび,僕は「責めてるわけじゃないよ」
そう戸惑いながら応える。 僕はきっと彼女のことを責めている。 それでも,彼女が僕にそう言うのはそれなりのことをしているから, それでも,彼女はちゃんと僕に説明しない。 僕は諦めたように有耶無耶で話を終わらせる。
「心配させたくないから」 といって,僕には話したくなかったこと。 あまりにも中途半端すぎて,僕にはすべて信じられなくなった。 きっと,彼女は僕の予想通りなことになってるんだろう。 だから話せない。 今の生活を捨てたくない。 気持ちは良く分かるけど。 ひとつの生活が終わろうとしている。
今,彼女が努力しないのなら, 僕はもう終わらせてもいいかと思う。 それは僕に唯一彼女が束縛した決め事だから。
何もかもしんどい。
今は彼女のことを信頼出来ないし, 信じることも出来ないし。 会いたいとも思わない。
それでも,続いているのは何かよく分からないけれど, 好きとは違う感情があるからなのだろうね。
今は非現実な時間が欲しいから。 それだけのためかもしれない。 そう思ってしまう。
時間が経てば分かることなのかも知れないけれど, 今の僕には答えは分からない。
ただ,あまりにも束縛しない2人の間には お互いの気持ちを繋ぎとめるものもなかったのだろうな。
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