右腕のブレス
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2005年08月01日(月) |
今まで抱かなかったもの |
「別れるときもちゃんと会って話そう」 思えば,付き合ってすぐに僕はそんなことを口にしていた。
そして,またそんなことを言っていた。
「電話でごめん。会ったらちゃんと話せないから」 だから,彼女はこんなことを言った。
気づけば会社が終わった後,メールをチェックするのが日課になっていた。 メールが入ってない日はメールを送るのが習慣になっていた。
なんか不思議だ。 入ってくるメールはないのに,無意識のうちにメールを送ろうとしている。
好きとかそんな感情じゃないところで, まだ,僕は彼女を引きずっているのかな? まだ好きなのかな? ただ,そこにあるものがなくなった違和感が残っている。
「別れようと言っておきながらコレでよかったのかなって思ってしまう」 そうメールに入っていた。
「1週間で忘れるよ」 僕はそう答えた。
僕はそんなこと望んでいないけど, こうするしかない。 やり直しても,僕は彼女を幸せには出来ないし。 もう,これ以上頑張れない。
友達の結婚祝いで長野に行く予定があったけど, 延期になった。
空いた時間にご飯食べに行く予定だった。 つぶれた事を言おうと思った。
彼女は遊びに行っていて,後から電話かけなおすといった。 いつものダーツ。
付き合っていた頃もそうだった。 「ダーツ行ったあと電話するね」
そういって,電話が掛かってくるのはいつも日付が変わってからだった。 さすがに,社会人になって今の生活では日付が変わってからの電話はきつい。(2時3時まではおきてるけどさ・・・) いつも,「もう寝るよ」とメールして電話が掛かってきていた。 「無理に電話することない,楽しんでおいで,おやすみ」 そういって僕は電話を切る。
「明日でよい?ごめんね」 今はそんなメールになった。 昔,抱かなかった束縛感や嫉妬心が今更わいてくる。 俺もおかしな奴だと自分で思う。
「自由にされすぎた」 彼女はそういった。
今はそれを楽しんでいる。
もう少し,お互いに気を使いあえたらよかったのにね。
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