右腕のブレス
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2005年09月05日(月) |
もしも会うなら・・・ |
昨日の続き。 日曜日,僕は受験で来て以来2度目。 この場所でホテルに泊まった。 ビジネスホテルに泊まる事が多くなったな。 セミダブルの部屋っていうのは1人あたりの値段って本当に安いと 洗面台に一つしかないハブラシを見ながら思った。 いつもはグミが持ってきた歯磨き粉を使ってたっけな。
気づいたら携帯の電池がなくなりそう。 気づいたらメールあり。 明日の待ち合わせの連絡の途中。 僕の携帯の電池はなくなり。 僕は眠った。
次の日,チェックアウトして,コンビニで充電機を買って。 充電機買うの何回目?
全く無駄な買い物。
用事をそこそこ済ませていたら,結構時間が経っていて, 急いで待ち合わせの場所へ向かう。
『ごめん。遅れた。』 『遅いですよ!!』
色々話しながらご飯を食べに行く。
『私,雨女なんです。』
でた!!アメオンナ…
僕と付き合う人は皆,この台詞。 それとも,世の中皆アメオンナ???
嗚呼,なんか過去に聞いた台詞だな。 そして,僕は毎回言う。
『俺ほどじゃないよ』
『今日,帰らなきゃいけないんですよね?』 『そうだよ。明日休みだけど,友達乗せて帰るから, あんまりもう時間ないかも』
高原までドライブ。 外に出ると半袖ではもう寒かった。 車に戻った。
『遠距離って大変ですよね』 『そうだね。精神的にも体力的にも結構きつい。』 『出来そうにないな』 『好きになったら出来ちゃうんだよ。 疲れてても会いに行けるし,会えない時間にどれだけ自分を磨けるか。 会ったとき,どれだけ喜んでもらえるだろうか?』 『そうですねw好きになったら関係なくがんばれそう』 『だけど,本当に疲れてきたときにどれだけ相手を思いやれるか。 近くにいても遠くに居ても同じだろうけど, ほんの少し10分でもいいから会いたくても, 会うために往復半日は掛かるんだ。 だから,どうしても会わなきゃいけないって時じゃない限り, そんな無理は出来ない。そこですれ違ったらもう戻れなくなるかもしれない』 『真実味がありますねw』 『最近まで,そんな感じだったからねw』
『遠距離恋愛もしてみるのもいいかも。』 『ここに相手が1人いるしねw』 彼女は少し微笑んで 僕は照れ笑いと苦笑いが混ざっていた。
もし,まだ僕が此処に住んでいたなら, 彼女を口説こうと頑張っていたのだろうな。
『煙草すっていい?』 窓を開けると今にも振り出しそうな曇り空から少し肌寒い風が入りこんできた。
ただ,なんとなく好きになるってだけで,もう付き合うことはしちゃいけない。 この距離を往復するのは今の生活では結構限界がある。 好きになるならとことん好きになれなきゃ付き合えない。 それか,本当に未来が考えられる人ではないと・・・
なんとなくで付き合うのなら,つれないメールの返事しかくれない娘と遊びに行くだろう。
好きになりそうだから困る。 戸惑う。
二人とも探り合う。 お互いに大変になるだろうって思っているから。 きっと,辛いことが沢山待っているから。 将来を考えさせられるときが来るだろうから。
今の僕にはそんな負担は背負えない。 答えは出ているはずなのに, 隣で悪戯そうに笑う彼女とまた会いたいと思ってしまう。
曖昧なことしかお互いに言えない。 中途半端なままタイムオーバー
電話すると約束してバイバイ
友達を乗せてまた来た道を引き返す。 『で,どうなったの?』 『なんか中途半端な感じで終わったね。』 『俺,邪魔だったw?』 『だいぶねwww』 『まさか,またこの道を通ることがあるかもとは考えてなかったな。』 『そりゃ,まさかだわw まぁ昨日の今日だもんね。 何かあるかも?ないかも?ってな感じだな。』 『だな』
途中,ハイウェイオアシスに立ち寄って, 男2人で観覧車に乗るか乗らないかで大議論。 周りの人に指を指され笑われたため, 観覧車に乗るのは断念して, 友達を下ろして家路に着く。
約束通り電話。 久しぶりに1時間半も電話した。 笑いっぱなし,しゃべりっぱなし。
1日中運転でテンションがハイになっているのと, 一気に飲んだカンビールのおかげかな?
少しの時間しか会えなくてよかったのかもしれない。 僕は彼女のことを好きになり始めている。 来月,僕はまたこの道を通って君に会いに行く。
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