右腕のブレス
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2005年09月26日(月) モーニングメィル

もう一生会うことどころかメィルもしないだろうなと思っていた人からメィルがきた。
少しメィルのやり取りをした後,

『突然話変わるけど,のらくはそろそろ結婚しないの?』
『結婚するには相手が必要なんだけど…』
『なんか,そんな噂を耳にしてさぁ〜』
『いつの噂だよ,それ』

友達から聞いたらしいけど,
たぶん,春位に飲みに行ったとき友達にそんなことを話したかもしれない。

『そろそろ,結婚とか考えなきゃいけなくなってきたよな』

って。
でも,あの頃は本当に自分が結婚するなんて考えられなくて,
グミが真剣に考えてたなんて知る由もなかった…

相当無責任だったな。

今更,引きずっているわけじゃない。
ただ,勝手にリピートされる曖昧な記憶は
やっぱり僕に後悔の2文字を意識させる。
ぐるぐると回る記憶がどんどんかすれていって,
今はもう2ヶ月前のことすらうるおぼえでしかない。

それが悲しい。

ずっと,迷い続けてきたグミへの気持ち。
それでも,ずっとすごく大切に思っていた気持ち。
だけど,記憶はハイスピードで薄れていって,
記憶の断片もふと思い出せるのは少ししかない。
すごく自分勝手な優しさをぶつけてきたのだろうって。
本当にただの自己満足だったのかと,
『あんたは本当に優しいけど,心の奥底を知ったら皆怖がるよ』
本当にその通りなのかもしれない。
否定できなくなってきた。

結局,本当の気持ちを伝えることができなかった。

そして,また繰り返そうとしているのかもしれない。
いつか,変われる日が来る。
いつか,誰かが変えてくれる。
結局,自分じゃ何も変わろうとしていない。

リンゴと会って変われたように,
リンゴと別れて変わろうとしたように…

あのときの記憶にしがみついてることは分かっていても,
どうすることもできない。

ただ,がむしゃらに忘れようとして後悔しているだけ。

本当の気持ち。
ごめん。僕は君の事を本当に愛することは一度もなかった。
ごめん。僕は君の事を本当に愛することは一度もないだろう。

明日の朝もモーニングメィルが入っているのだろう。
そして僕はそれにご機嫌な返事を返す。


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いつも『起きれなかった』じゃつまらないから。



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