右腕のブレス
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2005年09月19日(月) 長電話


会ったのはもう3週間も前のこと。
しかも、2回だけ。

『あたしのこと思い出せる?』
そう聞かれて、正直に答える。

『なんとなくならね。話さなければ大人っぽかったな(笑)
俺のこともなんとなくしか思い出せないだろ?』

『うん。波○ヨークになんとなく似てるってだけ思い出せる^^』


僕らの関係はどういうものなんだろう?

2日間会っただけ。
なんとなく毎日メールをして、たまに電話をする。

それでも、今の僕の生活にとっては特別な存在かもしれない。

こんなにメールをする相手も久しくいない。
ってか、グミと付き合ってた頃よりもメールは頻繁だ(^^;


『遠恋は無理だな』
紺がよく言う。
『想像できないもの。だって、どうしても会いたい時でも
自分から会いに行けないなんて辛いよ。
その間、信じつづけるなんてできっこない。』

紺は人間不信になってる。
昔、彼氏に裏切られてから信じられなくなったって言ってた。

『じゃぁ、信じさせたら遠恋もできるの?』
『できると思う。』
『がんばってみよ』
『それ、どういうこと?』
『そういうこと』
『意味わかんない』
『もし、次に会って紺のこと好きになってたら間違いなく告ルから^^
それまでに、信じてもらえるような存在になっとくよw』
『・・・。頑張ってね^^』

自分でも適当に話しすぎだと分かってる。
たとえ、付き合うようになっても、
今の僕は紺とずっと一緒に居たいとは思えないし、
ただ、居心地のよい誰かを求めているだけなのかもしれない。

僕だけがこんな微妙な言葉を言ってるわけじゃない。
紺も俺が『えっ?』って聞き返すことを言う。

お互いに踏み込めない踏み込ませない壁がある。
たぶん、このまま気ままな電話相手だったら楽しいのだろうな。

それでも、それはいつか知らぬ間に終わっていく関係になるのだろう。
だからといって、恋人同士になっても問題は山積みなような気がする。

声だけの共有する時間が増える。
お互いの表情も分からないまま、
感情的なことをぶつけ合えば、きっと誤解が生じる。

きっと、僕が折れて話を終わらす。
そのうち、気持ちも折れてしまう。

今の僕は全く成長していない。
きっと、同じ事を繰り返す。

自分の寂しがり屋度合いにもうんざりするけれど、
同じ事を繰り返すと思っていても、
傍に特別な誰かが欲しいと思う。

ええかっこしぃな優しい言葉を掛けて、
結局自己満足しているだけ。



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