 |
 |
■■■
■■
■ 落ちる雫
風呂に入ってて、頭洗ってて気がついた。
まず、頭からシャワーでお湯を浴びる。 そして、そのお湯の数滴がおでこを通り、眉毛を経て まつげへと流れてくる。 俺は下を向いている。もちろんお湯が目に入らないように。 そうすると、必然的にお湯の数滴はまつげを通り 地面へと落下していく。
・・・まつげから足元までどれくらいの高さだろう。 たぶん1m位だろうか? それを落ちるのにどれくらいかかるのだろう? 1秒? いや、一瞬? ふと、まつげから落ちていく水滴を見ていたら。 足元までの時間がとてもとても長く感じられた。 他に何も無いかの用に感じられた。 今、そこにあるのは、俺の目とまつげと水滴。 少しずつ小さくなる水滴は、まるで そこに無かったかの用に、地面に落ちて儚く消えた。
たまに、こんな何でも無いものをずーっト見ていることが有る。
そんな夜は少し、複雑な気分になる。
2001年12月11日(火)
|
|
 |