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2005年05月08日(日) 第2回 炊飯器で豚を煮る…改め、色々煮る。

前回、炊飯器で豚の角煮をやった際の反省点を踏まえ、もう一度やってみることにしました。

前回の反省点としては、やわらかく煮えた事には煮えたが、途中でかなり煮詰まってしまい
味がやや濃いめだったような気がするという点と、ちょっと脂っぽかったかなーという点。

スーパーに、肉を買いに行くとナイスタイミングで豚バラブロックが特売の日だった。
(うちは新聞は取っているが、スポーツ紙のみなので広告が入らない)
2パック購入。
前回の教訓:肉は茹でたり煮たりしてるうちに、かなり縮む

そして、以前ネットで調べた時に、コカコーラを使って煮るといいらしいとの情報を受け
今回はコカコーラ(ダイエットじゃない本気のやつ)も買って帰った。

1・まず、フライパンを熱し、肉をそのまま焼く。油は出てくるので充分なのでひかない。
  表面がだいたいきつね色になるくらいまで。
2・肉を焼くのと同時進行で長ネギと生姜とたっぷりの水を大きめの鍋にかけ、沸騰させておく
 (なんか、沸騰させないで肉を茹でた方がいいとかどっかで見たような気もするけど
  その辺はじれったいので無視。)
3・肉が焼けたら、ブロック肉が長さ25cmくらいだとしたら3等分くらいに切り
  さっきのネギと生姜の地獄谷に投入。
  どっかで2時間ぐらい茹でるとか見たような気もするけど、3〜40分くらいで許してやる。


 茹でた後。これは他の料理に使えるスープなのか、それとも捨てていいようなものなのか…

4・茹でた肉を炊飯器の中に入れる。コーラ(私がコップ1杯分くらい飲んでしまったので
  350ml分くらいしか残ってなかったかも)と新たに刻んだ生姜を入れる
  シュワワ〜という音とともに、冷たいコーラなので肉の回りに付いていた脂とか茹でカス
  みたいな物が、アクのように浮かんで現れる。茹でた後、熱湯にでもさらした方が
  良かったのかな…。

5・炊飯スイッチを押して1時間くらい放置する。インターネットでもして時間を潰して下さい。

6・1時間後、様子を見る。
  うお!なんか思ったよりも色が薄くなってるー!そして炊飯器の鍋の回りに黒いのがこびりついてる…
  それらをキッチンペーパーで拭き取り、余分な脂も少し吸い込んで捨てる。
  

色は悪くない感じ。まだ全然固い

コーラの色素が相当、あの黒いこびりつき(あっさり取れるけど)の方へ行ったようだ。
コーラ汁はこんなに薄くなっている


恐る恐るこのコーラ汁の味を見てみた。
お、甘い。当たり前だが。でもコーラの甘さじゃない。なんていうか…
べっこう飴の甘さだ!(糖分煮詰めてるんだからそうだろうよ)

ちなみに、べっこう飴の甘さは、前日三宿webのイベントの際にワインクーラーを少し味見させて
貰った時に、やはり「…べっこう飴の味がする」と言った。私の甘味の基準って幅が無い。
更にべっこう飴自体、他の人にはピンと来ないらしく、昔家にあったお菓子の代表格の
「純露」(黄金色の飴と紅茶の味のする飴が入ってるアレ)でやっと一同納得した。

7・醤油と「クッキング追い鰹」を半々くらいにして投入。
  煮詰まるので水も追加投入。さらにフタをしてしばらく放置


色はそれっぽくなってきた。

8・日記でも書きながら時間を潰す。

9・ふたたびフタ空ける。
  わー!わー!煮汁がほぼ無いー!ぐつぐつし過ぎ!と慌てて水投入。
  ちょっとブルンブルンになりかけてる煮汁を水で伸ばし、事なきを得る。
  それの繰り返しで更に2〜3時間ほど。

10・卵とかも添えてみようと思い、殻ごと(よく洗ってからね)炊飯器にぶちこむ
  ゆで卵が茹で上がるであろう常識的な時間を見て、炊飯器から出し殻を剥き
  また煮汁に入れる(見た目煮玉子チックになる。味はそれほど染み込まない。)
  あと、私は茹でたしめじも少し入れてみた。

11・完成!


  感想は、やわらかくて良かった。だけど、先に茹ですぎたのかわからないけど
  脂っこくはないんだけど、今回はパサっとした印象もあったような。難しい
  ネットで見るところだと、炊飯器にいきなりコーラと醤油と生肉をぶち込んで作っている
  ようだった。そうした方がいいのか???と少し考え込むも
  先ほど3番の項目で触れた下湯での茹で汁を冷めた段階で見てみると
  鍋の表面にギッチリとラードの膜が張っているのだ。そうなんだよ。そのままだと絶対に
  脂が多すぎる状態なんだよ。
  今後に課題を残しつつも、それなりに美味い!

実は、今日はこれだけでは終わらない。

ネットで豚の角煮を炊飯器で作る方法を検索し、たどり着くサイトがある。
ここである。
ここに、筆者の方が豚の角煮等を炊飯器で作るようになったきっかけの出来事として紹介されている
筆者の方の知人のフリーカメラマンの方がおもてなし料理として作ってくれたと言うもの。

スーパーで買って来た既に切ってある鶏モモ肉をそのまま炊飯器に入れて肉がかぶるくらいの水を入れ
レトルトのハヤシライスをそのまま入れて炊飯スイッチオン。
30分程でやばいくらい柔らかく煮込まれ、かつ味の染みたチキンが出来上がったというのである。

やってみたいっ!!!

私は豚の角煮を盛りつけて、半分は近所のいつもお世話になってる親戚の家に持って行き
そのまま自転車で午前中行ったスーパーとは別のスーパーへ向かった。
鶏肉!もも肉!ハヤシ!ハヤシ!炊飯器という名の不法集会がはじまるよ!!

さーて、まず肉だけど切ってないやつの方が断然安かったのでそちらを購入。
一口大に切って、私は一応塩・コショウして、白ワインを大さじ…ごめん嘘。
白ワインのキャップ(爆)2杯分くらい入れたかな。


そのあとはハヤシを入れる。
こういうの買って来た。


シェフの顔にズームイン


日本で言えば熊八といったところか。

そんなわけでそのまま入れてやった


生肉オン・ハヤシ
そのままスイッチを入れるのは躊躇われた為、結局混ぜた。


そのまま煮るところしばらく。
そのサイトでは30分程でできたと書いてあったのだが、私はどうやら白ワインを入れたり
水を入れすぎてしまった為、30分ではワインの香りが抜けないし、肉に味が染みてない。
でも、肉はどうやら柔らかそうだ。
そのまま、ちびまる子ちゃんだのサザエさんを見ながら放置。
途中でちょこちょこ様子は見てみる。

鉄腕DASH!を見ながら、明日の弁当を詰めつつ炊飯器を覗いて、良さげだったので一口食べてみる。
ほ…ほほほーっ
やばい!これ、やばい!ハヤシ自体はレトルトの味だけど、肉ヤバい!
初めて食べた。この鶏肉の柔らかさ!100g88円の鶏モモとは思えない。
おそるべし、炊飯器。参りました、炊飯器。


そりゃ、フォークもキラリーンするっちゅうの。
これからの台所には炊飯器が2台あってもいいと思う。
ひとつは、ご飯用、もうひとつは、おかず用!
21世紀のニューファミリーにオススメの一品。

今回はハヤシでしたが、カレーとかでも充分行けると思う。
大きめにカットした野菜(ジャガイモとかやばそう)を入れて。
スープカレー等の野菜とか肉がメインっぽいやつも相当おいしく出来ると思う。
ほんと、だまされたと思って!

鶏肉が柔らかすぎてついついキッチンドランカーになりました。
後半、テンションが高いのはそのせいです。


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