ウォ・アイ・ニィ 〜異国ロマンス(笑)第二幕〜 - 2002年01月24日(木) 19:36。 あわわわわ… カウンター、いつの間にか15000逝きそうですね。 一体どれだけの常人様(笑)にご迷惑をお掛けしたんでしょう、自分。 ありがとうございますと同時に謝った方が良さそうですね。 考えてみれば、トップ、犬ママからデビル犬に戻しましたが、 あれだってどーかなって感じですよね…。 恐れおののいて逃げ帰るお客様多数ってとこでしょう、きっと。 まあ、管理人の俺様至上主義(要するにやりたい放題ってコトです・笑)なサイトなんで… どうか諦めて下さい。 リクですが、当分無理っぽいかも知れません。 現在、書きたいものがいっぱいあります。 何万年後になってもオッケーだから、こういうの書けよ… ってのがもしもありましたら、受け付けないでもないですが(笑)。 因みに当サイトは男オンリーですので悪しからず。 あ、言うまでもないですか…。 ↓以下、今日未明の日記↓ ---------------------------------------------------------------------- 以下、昨日の日記のつづきです。 ホント、すみません。 遊丸の自己満足的な妄想メモです。 小説ではありません。 突如、設定と粗筋だけ頭に浮かんで来たので、 興の赴くままメモを取ったという感じの駄文です。 それでも構わなければ、お読み下さい。 ---------------------------------------------------------------------- やがて、澄ました顔でやって来た長官と、弥勒は事務的に最後の用事を済ませた。 屋敷を後にしようとすると、例の如く犬夜叉が弥勒の外套を手にやってきた。 長官との会話を聞いていたのか、犬夜叉は何か言いたそうにしていたが、弥勒は表情ひとつ変えずに犬夜叉が広げた外套の袖に腕を通すと無言で屋敷を去って行った… 国も身分も違う人への思いなど叶うはずがないことは解かっていたのに… 犬夜叉は遠ざかっていく馬車を見つめながら止めど無く涙を流していた。 次の日。 魂の抜け殻のようになって一日雑事をこなした犬夜叉は、日没間際に洗濯物を取り込み、そのまま庭に蹲って暗くなる空を眺めていた。 とその時、「犬夜叉」と自分を呼ぶ声がする。 犬夜叉がきょろきょろと周りを見回すと塀の上から顔を覗かせて、こちらを見ている人が… 闇に紛れてすぐには判別できなかったが、近づいてよく見てみれば、それは確かに…弥勒。 弥勒は犬夜叉に誰も見ていないことを確認させると、高い塀を軽々と飛び越え、屋敷内に侵入した。 いつも日本の軍服しか着ていない弥勒だったが、この時ばかりは人目を憚ってか中国服を着ていた。 その見慣れない格好に犬夜叉はしばし戸惑っていたが、それでも本当に弥勒が自分の目の前にいるのだと分かると、弥勒の胸に縋り付いて堰を切ったように泣き出した。 泣きじゃくりながら中国語で、自分が日本へ帰ってしまうこと、それなのに未練がましく会いに来たことを責めているらしい犬夜叉を、弥勒は植木の陰へと引っ張り強い力で抱き締めた。 そうして、犬夜叉がひとしきり泣いた後で、弥勒は低い声で自分を犬夜叉の部屋へ連れて行くように命じた。 犬夜叉の部屋は屋敷の一番隅にある小さな部屋だった。 それでも一人で寝るには充分な広さがあるのは、何の荷物も置いてないからだ。 壁には小さい窓がひとつあるだけで、灯りも無く、ひんやりとしていた。 弥勒がそんな部屋を見回すと、犬夜叉は気まずそうに俯いた。 エリート軍人である弥勒はこんな部屋、見たことも無いのだろうと…。 それでも、犬夜叉にとってはここが唯一自分の好きにできる空間だった。 弥勒はふと枕元に転がっている本に目をとめた。 犬夜叉がそれに気づき、慌てて隠そうとするが、弥勒の手が先にそれを拾い上げた。 それは『紅楼夢』、中国古典文学の精髄と言っても過言ではない小説。 何の教育も受けていない孤児、屋敷で日々こき使われている下男。 そんな犬夜叉には到底相応しくない本だった。 弥勒は壁に寄り掛かるようにして座り、ぼろぼろになるまで読み込まれたその本の頁をめくる…。 一行一行その漢文を読んでいくと、犬夜叉のいじらしさが痛いくらい胸に突き刺さる…。 無言で本を手にしている弥勒に、犬夜叉はどうして良いのか解からず、言い訳じみたことを口走る。 自分には学が無いから、そんな本を読んでも何の足しにもならないが、ただ好きだから唯一の楽しみとして読んでいるのだと… そう言っても弥勒は本に目を落としたまま何の反応も無いので、言っていることが解からないのかと、犬夜叉は弥勒の隣にしゃがみ込んでその顔を覗き込んだ。 すると…弥勒は本を手にしたまま、泣いていた… そして、不審に思う暇も無く、犬夜叉はそのまま弥勒の腕の中に抱きすくめられた。 動揺している犬夜叉に弥勒が言う。 「知ってしまったんだ…」 犬夜叉の瞳に翳が差す。 まさか…それが一番知られたくないことではないように…と一瞬の間にそう祈る犬夜叉の思いも虚しく、弥勒は続けて言った。 「お前が、××長官と…していたこと…」 犬夜叉は瞳を大きく見開くと、弥勒の腕を振り払おうと激しくもがき出した。 自分を好意的な目で見てくれたたった一人の人に、最低な自分を知られてしまったのかと思うと、もう何もかもが嫌で…それでもそんな風にしか生きていけない自分が酷く情けなくて…犬夜叉は激昂するままに弥勒から逃れようと暴れた。 しかし、軍人の鍛えられた体に適うはずもなく…犬夜叉は布団の上に押さえつけられた。 「解かってる…そうしなければお前はこの社会で生きていけない…それでもお前は懸命に生きている…どんな屈辱もお前を汚すことはできない…」 一言一言、確認するように弥勒は犬夜叉に言って聞かせる。 でも、どんな言葉をくれようと、犬夜叉の心は癒されない。そうしてさよならを言われることほど辛いことは無い。 「犬夜叉…よく聞くんだ」 弥勒は一層声を潜めて犬夜叉に語る。 「明後日の朝、お前はここを抜け出す…」 「…!?」 「ここを抜け出して、俺と一緒に船に乗る」 「!!」 突然のことに怯える犬夜叉の瞳を弥勒は見つめ返して優しく囁いた。 「一緒に、日本で暮らそう…」 そして、弥勒は小さく震える犬夜叉を抱き締めながら、自分の知っている限りの中国語で思いを伝えた。 犬夜叉は夢のような弥勒の言葉に胸が一杯になり、訳も解からずその温かい懐にしがみついた。 思っても見たことの無いくらい幸せな未来が、今訪れようとしている… 実感すら湧かぬまま、犬夜叉はただ恍惚として弥勒に抱きついた。 「アイシテル…」 不意に弥勒が口にした日本語が解からずに、犬夜叉はきょとんとして「何?」と聞き返した。 弥勒は微笑んで、これから日本語を勉強すれば解かるようになるさと囁いた。 犬夜叉もその言葉にただ微笑んで頷いた。 小さな布団の中で、その夜二人は体を求め合った。 暗くて寒い使用人部屋で、それぞれの身分を脱ぎ捨て、密やかに、そして熱く激しく抱き合った。 犬夜叉も弥勒も、夜が明けるまで何度も何度も幸せの絶頂を迎えた。 部屋の外に微かな人の足音がしたことも気づかずに… ---------------------------------------------------------------------- またまた続いてしまう模様。 どなたかこれ、小説にしてくれませんかねぇ…。 んなしょーもないモノ、自分で書けって? あはは…確かに。 でも、もっとしっかり構成を立てて、時代背景とか民衆感情とかもよく研究して書いたりなんぞしたら、面白いものができるんじゃないかと思うんですがね。 長編向きストーリーですが。 03:51。 BBS後で出ますね〜♪ ...
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