思い立ったが吉日

2013年05月14日(火) パリ管ブラス


パリ管弦楽団のメンバーで構成されるブラス・クインテットのコンサートに行って来ました。
某飲料メーカーが地域貢献の一環で行っている文化活動で、1700席に対して5000通
以上も応募があったとか。
そんな3倍近い倍率を乗り越えて当選した私と母上。
ちなみに勝手に人の名前を使って応募した父上だけ落選(笑)
たとえ当たっても、平日だし食い倒れの街に単身赴任中だから無理なんですけどね。
それなのに何故申し込んだのかは謎。


パリ管の首席メンバーが中心でトランペット2本、トロンボーン、ホルン、チューバという構成
だったのですが、久しぶりに体感した金管楽器の音はさすがとしか言いようがありません
でした。
メンバー渾身の日本語でのMCも味わい深かったです。
メモを片手に慣れないながらも日本での演奏活動の喜びを伝える姿に、さほど年齢の
変わらないオジサマ方が可愛く思えました。
多少のリップサービスもあるのでしょうけど、お好み焼きがいたく気に入って音楽に集中
できないとまで言って下さるんですもの。
あれで広島人のハートをぐっと掴んだと思う。


プログラムはあまり馴染みのないものでしたが、趣味でホルンを吹いている父上には
堪らない内容だったのでは。
私自身、プログラム後半のカルメンになった途端、第三の目が開きましたから。
前奏曲の1音めから全身の細胞が覚醒。
アルゴネーズや闘牛士の歌を聴いた日にはもう…!!


最後の1音が空気に溶け込んだあと会場全体からあがる拍手と歓声の凄さに、3曲も
アンコール演奏してしまうくらいメンバーのテンションも最高潮だったみたいで、当初
1時間半の予定が2時間ちかく経っていたという(笑)
会場を出たら辺りはすっかり陽が沈んでいて、ニャンコたちが真っ暗な家の中で待ってる〜と
大通りまで競歩する母娘。
市内で1番音響効果の良いホールだけど、微妙に交通の便が悪いんですよね(苦笑)


11月には本体のパリ管弦楽団が来るから聴きに来てねと言ってたけど、地元じゃなくて
お隣の県なんですけど…。
クインテットであの質の高さなんですもの。
フル構成だとさぞかし至福の時を味わえるんだろうなぁ。



■余談■

非常に満足のいく素敵な時間を過ごせたけど、前の座席にいた親子が落ち着きがなくて
絶えずゴソゴソするわ、小声で話すわでステージに集中できませなんだ。
何度、後ろから母親の肩を叩いて「迷惑なんで止めてもらえませんか」と注意しようと
したか。
その親子の両隣に座っていた男性がイライラしっぱなしで気の毒でした。
無理やり連れて来られた子供も可哀そうですけど、いくら無料とはいえ、ある程度の
年齢制限は設けるべきだと思うの。


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近江まほ [MAIL]

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