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ねこな休日。
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モノレールねこ/加納朋子

短編集。ミステリィじゃないんだけど、引き込まれるミステリィの香り。
こういうとき思う。ミステリィじゃない本なんてあるのかしら?と。加納朋子は本格も書くけれど、トリックがなくてもミステリィが存在すると教えてくれる。
表題作を合わせて全体的に陰のある、切ない話が多い。生き物の生死に関わる話も多い。
表題作や「バルタン最期の日」は想像すると可笑しくて、でもちょっと切ない。
「セイムタイム・ネクストイヤー」は切なくて、いいお話。ドラマにでもできそう。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」は文章のテンポが良くてちゃきちゃきだけど、でもやっぱり切ない。こちらもドラマにでもできそう。
「シンデレラのお城」はドラマにしたらホラーになるのかもしれない。正直後味が悪い一歩手前。

私の好きな加納流ザッツ・オール・フィニッシュとは少し路線が違うけれど、切な目系ハッピーエンドとしてはオススメです。

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さぁ、次は何読もうかな〜☆
相変わらず赤川次郎も読んでたりで。
三毛猫ホームズとウチの猫やの区別がつかない(マテ)
しかもモノレールねこと来たものだ。猫づいてるよ〜(違うって)


2007年07月24日(火)