こ こ ろ も ち 。

2004年06月06日(日) 6月5日

ご縁あって代官山へ出掛けた。
とある"3人展"にお伺いする為だ。

近くで車を降り、すこし歩いた涼し気な路地に
ギャラリーはあった。

陶芸、ペーパークラフト、イラストレーション。
どれも作家さんの心意気を、そしてオーラを感じた。
「作品」は、その種類を問わず
完成に至るまでには膨大な時間が必要。

いや時間だけではない。
インスピレーションを受けた瞬間から
それを目に見えるカタチにするまでには
体力的な労力はもちろん、心の労力も必須。

それらの労力の意味は
「作品(商品も含め、)に思いを馳せることの無い人」には
お分かり頂けない事と、私は思っている。

客観的に自分を評価する厳しさも必要だ。
自己満足だけでは 意味のない時だってあるのだ。
自分の中身が、さらけ出るのが「手作り品」である。

閃いたインスピレーションは、ときに自己満足の事もあろう。
しかしそれらの閃光を練り上げ、
来場者の目も心をも釘付けにする「作品」へと
昇華させるまでには、測り知れない自己との戦いがあるものだ。


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なす子

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