ご縁あって代官山へ出掛けた。 とある"3人展"にお伺いする為だ。
近くで車を降り、すこし歩いた涼し気な路地に ギャラリーはあった。
陶芸、ペーパークラフト、イラストレーション。 どれも作家さんの心意気を、そしてオーラを感じた。 「作品」は、その種類を問わず 完成に至るまでには膨大な時間が必要。
いや時間だけではない。 インスピレーションを受けた瞬間から それを目に見えるカタチにするまでには 体力的な労力はもちろん、心の労力も必須。
それらの労力の意味は 「作品(商品も含め、)に思いを馳せることの無い人」には お分かり頂けない事と、私は思っている。
客観的に自分を評価する厳しさも必要だ。 自己満足だけでは 意味のない時だってあるのだ。 自分の中身が、さらけ出るのが「手作り品」である。
閃いたインスピレーションは、ときに自己満足の事もあろう。 しかしそれらの閃光を練り上げ、 来場者の目も心をも釘付けにする「作品」へと 昇華させるまでには、測り知れない自己との戦いがあるものだ。
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