こ こ ろ も ち 。

2004年06月07日(月) 6月5日・2

代官山の路地に、静かにたたずむギャラリーは
民家を改修したスペースでした。
子供連れで行ったのですが、
私の実家と そっくりの建物の雰囲気で安心したのか?
床をなで回したりして、
イキナリくつろいでました(笑)。

何もかも何もかも、実家とそっくりなので
驚きました。
ギャラリーの土壁は 雰囲気を演出するために、
壁の表面を一部取り崩して 「芯」の部分を見せていました。
竹を割ってタテヨコに組んだ 壁の「芯」
(という呼び方が正しいのか分からないけど)、
実家と まったく同じです。

実家の外壁はボロボロに崩れて
モチ焼きの網みたいに縦横に組んだ竹が さらし見えており
とってもみすぼらしくて、ついにリフォームしましたけど・・

床板の幅とか テカった色合いとか
ガラス障子の「さん」が木であるところも、みんな同じ。
(サッシじゃないのです)


ギャラリーには裏庭までありました。
実家の裏庭は、私が生まれたことによって手狭になった家を
増築して潰してしまったらしいけど、
ギャラリーは玄関脇から外壁伝いに裏庭に通じるようになっていて
そういえば 実家も玄関前に 庭とも言えないような
細い通り道があり、かつて裏庭だった場所に通じています。
今は部屋や洗濯場になってるので、夜遅くに
友達が来たり帰ったりする時は
家の中を通らずに、自分の部屋からコッソリと
門まで手引き(笑) したものでした。
「玄関から出入りしなさい!」と、良く叱られました。

そう、昔の家は「門」があり「玄関」があったのでした。

懐かしすぎる環境のおかげか、初対面の方ばかりなのに
2時間近く のんびりさせて頂きました。





 < 前の日  INDEX  次の日 >


なす子

My追加