サイトのトップページのベアは ママさんの所に旅立つ日を待つばかりになっています。
次なる制作ご依頼は・・ 双子ちゃんベアです。
ミルクティちゃんの完成後、すぐにとりかかりました。
製図です 製図は、ベアを横から見た状態で引きます。
手足、ボディは ふくらみ分を加味して肉付けして描きます。 膨らみ分は 好みにもよります、細い手足が作りたいならば 細い製図にしますし この場合ベビーメモリアルベアなので 太すぎず、でもふっくら感は欲しいなと思いながら・・・。
首の付け根はジョイント分だけ取られるので ジョイントの半径の長さを加味します。 ボディは つめ綿を沢山いれるので四枚はぎ。
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私は昔から製図が大好き。そして
ウィンドゥショッピングをしていて 「これいいなぁ・・かわいいなぁ欲しいなぁ・・」と思う服に出会うと じーーーっと見るクセがありました。
時代はまさにDCブランド最盛期でデコラティブな服が街に溢れ、 そして憧れました。 ギャルソン、イッセイ、VIGI、VIVA YOU、ヒスグラ・・・ しかしそうそうすぐにブランド物を買えるはずはなく 家に帰って 欲しかった服を思い浮かべて製図する という私が出来上がりました。
SO-EN(装苑)というファッション誌を眺める日々、 そして製図、パターン起こしの作業を重ねました。 大学の課題もありましたし、でも自分の好きな服作りもしたいしで 一週間のうち4日くらいは必ず徹夜していましたっけ。
そうこうするうちに 一ミリで変わるシルエットの妙が楽しくなり 自分の体に合った服の着心地の良さに味をしめ どんどん、製図にはまってゆきました。
今思うと あの頃の必死な気持ちが土台になってるのかな と、思います。
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私がテディベアを欲するとき、
完成したテディベアの姿が まず思い浮かぶんですが (誰だってそうだよね(笑)) その、完成した(完成させたい) 想像上のベアが頭の中で ぱりぱりぱり・・・と パーツになって剥がれてバラバラになるの。
製図は それを紙に書き出すだけなんです。 だから特に難しい技術は必要なくて、 頭の中に 既に出来上がっているカタチを写し取るだけ。
ほんと、コピーしてるだけなんです。
頭にコピー機がついて、おデコからプリントアウトできたら もっと手早く作業できるなーと思うくらい。
たま〜に 心配性が頭をもたげて
"いやいや、頭の中ではこう出来てるけど ホントはもうちょっと膨らみが必要かも" と 膨らみを2ミリ多めに取ったりすると 大抵、失敗します_| ̄|○
あはははは。
一ミリでシルエットを突き詰める作業は 今でも大大大好き、そしてこれからもきっと。
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