兼松孝行の日々つれづれ

2001年08月09日(木) 親子水泳教室

ここ一週間毎日うちのプールで親子水泳教室をやっている。

その教室の初日、とあるお母さんの怒号が響き渡った。
「あんたはなんでこんなこともできないの!他の子はちゃんとやってるでしょ!」
見ている限り怒られているその子は何も悪いことをしているようにも、他のこと比べて何ができないわけでもなかったようにみえた。
しかし、怒号。
お母さんの目は子どもを見ているけど見ていない。
お母さんにもきっと子どもはみえていないんだよなあ。
お母さんのストレスのはけ口に晒されているようだった。
なんだかその子がかわいそうになってきた。
教室の間も子どもにあまり声はかけていないようす。
同時に、おいらって不機嫌なときに子どもに接してるときって、こんな風にみえるのかなあ、なんてことも思ったりした。

次の日、その親子が教室の受付にやってきた。
素通りする親子・・・
「おかあさん、おかあさん」
声はかけたが無視して通り過ぎる親子・・・おいおい。
更衣室の入り口でコインロッカーのコインがないことに気がつく。
おかあさんは「昨日はここでもらったのに」
そりゃそうよ、昨日その親子は遅刻をして来たのだから、時間どおりに来たときの様子はわからないはず。
もちろん遅れてきて一言もなし。
そして教室の間中時計ばかり気にしている。
と思ったら今度は早退。
そして一言もなしにすごすごと帰っていくお母さん。
おいおい、誰かに一言ぐらいはかけてから帰ってよ。

そして明日もこのお母さんはやってくる。


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