兼松孝行の日々つれづれ

2001年08月14日(火) 靖国参拝

小泉総理が靖国神社を参拝したそうな。
何でも彼の従兄弟が祭られいるそうな。
小泉総理が靖国神社を参拝したいという気持ちはとても良く理解できる。
他にも鹿児島の知覧での特攻隊の話や、そんな場面を見ても気持ちは痛い程分かる。
でもね、やっちゃいけないことが世の中にはあって、小泉総理が公式に公用車を使って警察官を動員して、いくら献花料が私費だといっても、総理大臣の名前で参拝しちゃいけないと思うのです。

オイラたちも心情的にはしたいけど、出来ないことはたくさんある。
例えば選挙活動や接待なんかがそれ。
そのうちの一つに政教分離の原則があってこれは憲法でも定められているわけ。
具体例をあげると、役所が建物を作る時に地鎮祭をやりたいと思っても、公費では出せないのです。
とはいっても地鎮祭をやらないと大工さんが嫌がって仕事が始まらないし、そんなこんなで公費ではないお金、あるいは施工業者の負担で地鎮祭をやってもらってから工事が始まるのです。
施主がやらない地鎮祭ってのもまた珍しいですよね。

なので、それに乗っ取っていけば、小泉総理ではなく小泉純一郎さんが仕事がお休みの日に、こそっと靖国神社へお参りに行く分にはかまわないと思うのです。
オイラも靖国神社へは参拝したいと思うし、実際彼等の犠牲の上に今のこの国の形があるのはまぎれもない事実なわけだし。

だけど守らなければいけないルールを犯してまで信念を貫くのはどうかなあと思うのはオイラだけだろうか?


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