シオの日記

2003年07月30日(水) 医療従事者

医療従事者と言っても
実は幅が広く、連携していると言う意味では
どんどんその範囲は広がっていると思う。
その中で、ソーシャルワーカーもその一端であると思う。

現在受けている集中講義は
公開授業であり、他大学の学生が
聴講に来ている。
その中に、ソーシャルワーカーを目指す学生が一人。

外部の学生の意見は面白い。
ただ、時々悲しくなる。
彼女は看護師という職業を知らなかった。
Drが医療を行い、看護師はそれに従事しているだけ
だとでも思っていたのだろう。
しかし、看護師だって医療に携わっている人間で

医療の中で、看護師も医者も存在しているし、
従来は看護婦は医者に従事していて
なんの権限もないただの日常生活援助しかしていない
役職だとでも思われていた。
でも、看護師になるための勉強を続けてきて、
看護師の専門分野と医師の専門分野と
全く畑違いで、それぞれが医療の分担をしている。
そう感じるようになった。

少なくとも看護婦が看護師になったのも、
必至に認定看護師を作ろうとしているのも、
ようやくその専門性が認められてきたからだとは思う。

けれど、同じ医療従事者を目指す人間が
看護師はDrに従事しているだけ。
治療は医師が、救命も医師がやっていると思っていた様子。
いろんな矛盾を彼女は抱えていたとは思うが、
同じ医療従事者にさえ、理解されていない看護という
専門職を、では、全く医療と関係ない人が
理解しているか、と思ったとき、
理解しているという期待が全く持てない。

それが、少し悲しいと思う。

変な話、看護師ってそんな小さな存在なのかな
ドクターはそんなに偉くて、
ナースはそんなに何もできないなのかな?
知られる機会が少ないとか、ないとか、
先入観とか、イメージが強くて、
でも、ソレを否定できたり、ひっくり返せるほど
自分もナースという存在を提示することも出来ないでいる。

まだこれからどんどん開拓されるべき分野である。
他者に認められなければやれない仕事ではけしてないし、
それを望むわけではないけれど、
せめて、同じ医療従事者には
もう少し理解があってほしいなぁなんて思ったり。
その考え方はあまりにも極端だったので
驚きがあることとともに
それではソーシャルワーカーとしての
その人の学んできたことがよくわからないな、と。

人間性を否定してまで、仕事に従事しなければならないのは
ちょっと理解できないな、と
ちらりと反論を思ったりしたわけで。

偉そうなことを言えるほど他の職のことを知っている
わけではけしてないけれど、
やっぱり自分の目指すべきものを
否定されるのは気分がよくなかったかな。

ってことで、抗議でした^^;


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