日記でもなく、手紙でもなく
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2001年01月23日(火) <正義>ということばは、いま?

 TVでブッシュ新大統領の就任演説のニュースを見ていた時に、字幕で「正義」というコトバが出てきた。一瞬どきっとする。ジャスティスということばを、そのまま正義という字にしてるだけなのだけど。

 なんか久しぶりに見たなぁ、<正義>っていう字、忘れかけていた人に偶然会ったときのような感覚。そういえば、モリタマサヨシもこの字だったよなぁ、とか思いつつ。

 日本だと正義ということばより、仁義とかのほうが、最近でも見かけたりする。こちらの概念のほうが、まだまだはびこっている。
 ただ、そんなこと考えるとなかなか情けなくもなってくる。仁義は正義と違うもんね。でも、なんで最近、正義ということを、あまり見かけなくなったのだろう。

 あまりに正義がないからか。
 あるいは、正義なんて言うヤツにロクなやつはいないと思ってるからか。うう〜ん(絶句)。

 正義というと、なにか絶対的な基準があるような感じもする。正義は必ず勝つ!って言われてもね。

 ところで、ジャスティスのほうは、もっと公正という意味が入ってる。フェアという価値観は、欧米だと、ものすごく基本的なところから形成されてるし、その意味でのジャスティスというコトバは、日常に根付いたコトバなのだろう――とも思う。

 この「公正」ということばは、日本でも見られないことない。ただ、フェアという概念よりは、ずっと理解しにくい感じがする。曖昧なところが多い。
 偉そうな人が何人か集まって委員会をつくると、すぐコレがつくみたいな。しかし、考えてみれば、これはちょっとどうだろうか。


riviera70fm |MAIL