日記でもなく、手紙でもなく
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2001年07月29日(日) |
★最初のひとこと★ (最初の記入) |
日々の雑感に近いような内容を、日記として書いていくような場合、日記というスタイルそのものからの呪縛にとらわれてしまうように思ったりします。その呪縛から逃れるための一番良い方法は、場合により手紙やメールのようなスタイルにしてしまったり、詩のようなスタイルにしてしまう、というようなことも考えられます。
また、これとは逆に、手紙だけのスタイルをとろうとすると、すぐネタがなくなってしまうようにも思いますし、場合により状況によっては、直接的感想のほうが、ずっと的確に話を運んでいくことも可能です。 長期に亙り、いろいろなところを訪ね歩いているような場合は別として、同じ人に毎日毎日手紙を出すというのは、なかなか考えにくいように思います。(昔々、私が2週間米国の各地をぐるっと回った時、ある人に毎日1−2枚の絵ハガキを、それこそ日記代わりに送って喜ばれたこともありますが、たぶんそんな時にしかできないでしょうね。) 同時に、同じ人から、毎日違った内容で手紙をもらうようなことも、やはり考えにくいのではないでしょうか。 ただ、手紙やメールというのは、ある人からもらった内容に対しての返事を書く場合もありますので、自分では意図しないような内容やテーマで展開していける場合もありそうです。
そんなことを考えると、日記のようでもあり日記でもなく、手紙のようでもあり手紙でもなく、というのは、私向きの書き方かもしれません。 気が向いた時に、ある人のことを想いながら書いてみたり、気が向いた時に、目にした花のことを書いてみたり。 私のこれが、<日記でもなく、手紙でもなく>です。
追記:
たまたま、今日の日付より古い、友人に宛てた手紙のファイルをいくつか見つけました。ちょうど、この<日記でもなく、手紙でもなく>にぴったりのものがありましたので、それを送付した時点の日付で、(宛先を特定化できないよう修正した部分がありますが)ほぼその時の内容のまま、ここに掲出しておくことにしました。後から見ると、その時点の雰囲気の痕跡が、僅かに残っているようにも思います。 併せて、別のところに書いて、既にそこには残っていない走り書きのようなものも、昨年末以降私の手もとには残っていますので、ここのページにうまくあいそうなものを、ところどころに入れたりしています。
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