日記でもなく、手紙でもなく
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動きの遅い困った台風が関東圏にも向かってきている。 昨日の段階では、昼ぐらいには通りぬけてしまうような感じだったが、潮岬付近に上陸して、三重の熊の灘に抜けるのに、ほぼ12時間近くもかかっている。変動もあるが、時速10〜20kmなので、せいぜい自転車程度の速度。 そのため、関東接近の時間もかなりずれてきており、今日の午後、東京は暴風圏に突入しそうな気配だった。
ところが、午後3時頃、ほとんどそれとわからないまま、東京上空を通過して行ったという。
午後1時30分過ぎに、暴風雨になりそうなので、早く帰っても可、というような社内放送が流れた。早く帰ろうが帰るまいが、午後7時に新宿で人と会う約束があったので、会社にいたほうがいいか、くらいに思っていた。
別途話を聞くために、午後2時前に会社を出たときは、そろそろ風雨が強くなってきそうな時。東銀座の交差点近くで、広げた傘でかなり強い風雨を受け止めるのが、少し大変だったものの、なんとか先方へ到着し、話を終わったのが、午後4時半を越した頃。その時は既に空がかなり明るくなってきており、台風はどこかへ行ったのだろうか、みたいな話も。 会社に戻って聞いてみると、千葉のほうをかすめていったらしい、という。
全然台風が通過して行った感じはしなかった。一体何だったのだろうか、という話でその時は終わった。
新宿で地下鉄から降りて外へ出ると、本当に蒸し暑くなったが、高層ビルから更に西を見ると、夕焼けに、富士山のシルエットがきれいに見えたりもした。 水気不足の台風は、あまり雨を降らせることなく、東京上空を通過して行ったことを後で知る。
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