日記でもなく、手紙でもなく
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2001年11月21日(水) 二題


 明日発売予定だった世界遺産シリーズ切手(10種が連印シート)に、写真の裏焼きが発見されたそうです。高山寺の表参道の写真がそれ。
 総務省のHPを見ていた人が、自分が撮影した写真と違う、ということで発見。
ところが、既に発売日を間違えた郵便局があり、8シートは販売されてしまったそうです。

 回収するとはいえ、既に買った人は、絶対手放さないでしょうね。
 万が一、その印刷ミスをした切手が使われていて、消印などが押されていると、これはもっと大変なことになります。凄まじい価値ある切手になるということです。
 これこそ、すぐ数万円の価値が出てくるのではないかとも思います。

この話を取り上げたのは、昨日の作為による買占めとは異なり、偶然の所産によって出た価値というのは、ほとんど誰の迷惑にもならないどころか、まさに無から有、ある意味で超有の価値を生み出すと同時に、なかなか面白い話題になっていくことになります。

 郵政省は、送付回収・廃棄コストと、当初の印刷費・紙代がパァになってしまうわけですが、そのあたりは、話題価値とトントンにできそうな気もします。

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 話変わって、ディズニー・シーの提携先主要13ホテルの客室平均稼働率は、10月92%とかなり良好だったといいます(日経)。
 92%ということは、ほとんど稼働率が100%に近い、あるいは週末だけではなく、平日でも100%近くに達しているホテルが多いということでしょう。
 USJの提携ホテルも好調と付記されていました。

 海外旅行を国内旅行に変更し、行き先がアミューズメント・パークになっている.....
 そこで楽しむというのがコアとしてあるのでしょうが、2泊、3泊するような人が、そのような施設だけを楽しんでいるとは思えません。
 大都市の繁華街にも近い、そのような要素から、ショッピングや食べ歩きなどを含む、都市型消費などを併せて含んでいるようにも感じますが、都心部のホテルは米国の同時テロの影響で稼働率が悪化、多くが6〜7割。

 まさに対照的です。

 都心部の利便性を選択するのではなく、むしろその施設を中心に見て、朝早くからすぐ施設にいける、夜遅くまでその施設で楽しむ、みたいなことがコアになるからこそ、選択されるホテルが変わってきている、そのようなことかもしれません。


riviera70fm |MAIL