日記でもなく、手紙でもなく
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良い天気になった3連休の初日。昼過ぎから、足利市立美術館まで行くことにしました。
我が家から足利まで行くとすると、JR一本で行くよりも(単線の両毛線を使うより)、宇都宮線の久喜で東武伊勢崎線に乗り換えて足利市・駅まで行ったほうが良いのは、少し調べてわかってはいました。 ただ、久喜での乗り換えが少し手間取るかもしれないというようなところは残っていましたが。
蓮田から更に白川を越すと、さすがに民家は減り、広々とした稲を刈り取った後の田や畑が見られます。 久喜まではさほど時間がかからずに到着し、足利方面の電車時刻を見ると、10分ほどで準急・太田行が到着することになっていました。 さほど、乗り換え時間がかからなかったのですが、下手をすると久喜から足利へ行ける電車は、1時過ぎだと1時間に一本。下手をすると30分は時間をつぶさないと、うまく乗り継げない場合も多々ありそうです。
ホームで待っていると、各駅停車太田行きというアナウンス。準急ではないのかと思ったら、表示は準急の車両が入線してきます。準急とはいえ、太田までは、各駅に停まる電車だということです。 足利まではかなりありました。久喜から50分強は、そのまま電車に乗りつづけています。途中の駅で、3〜4分停まっていることも数回ありますので、実際に動いていればもう少し早く着けるのでしょうが。駅数にしたら、久喜から13駅目ですから、かなりのんびり走行している電車です。
足利市駅前には、かなり大きな川が流れています。渡良瀬川です。 駅から徒歩7分程度、インターネットで足利市立美術館を見ておいた時に書かれていましたので、さほど遠くはないと思っていました。観光案内所で確認したら、そこの川向こうに見える白い建物の1〜2Fが美術館だと指し示してくれました。ほとんど距離はありません。
渡良瀬川の土手から、少し川へ降りていったところは、低木をきれいに幾何学模様に刈り込んだ西洋的な雰囲気の公園になっていました。橋の上から見ると、少し大きなゴミなども見られますが、渡良瀬川の水はかなり澄んだ印象。
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美術館を出て足利の市街を少し歩いてみようと思いました。 足利といえば、足利尊氏ですし、足利学校のあったところです。足利学校への入口のところでは、釈尊なんとか記念行事を行っているらしく(?)、露店がいくつか出ていました。
いくつかの店舗のショーウィンドウに、小学生の習字作品の「足利学校」という半紙が、いくつも貼られています。 しかし、飲食店が比較的少ない感じがします。ファーストフードの店は、東武線の駅構内にあるドムドムを除くと、美術館から少し行った所にあるケンタッキー・フライドチキンの店だけですし。喫茶店もほとんどないし。また、祝日だからでしょうか、閉まっている店も多い割には、女性向洋装店は、最新デザインの店舗含め結構目立ちます。
閑散とした通りの中に、ラブ・ホテルにくっついたラーメン店の営業時間が、夕方6時から翌朝6時という表示がされていました。 営業中と札が出ていたので、少しお腹に何か入れようと思った店では、既に昼食時間は終わりましたのよ、と。既に3時半を回っていた時間ですから、ランチタイムはとうに過ぎていますが、そのような時間設定をしているとは思えなかった店に入ってみたつもりではあったのですが。 歩いていると、なんとなく地方都市の侘しさを感じてしまいます。
駅まで戻ると、16時3分発の浅草行き特急に乗れることがわかりましたので、これで戻ることにしました。乗車券・特急券合わせて2000円です。やはり、結構な値段です。来る時は、JRの駅から久喜経由で、確かに結構な時間がかかりましたが、900円ほどで済みましたから。 この特急ですが、足利市駅の次の館林に止まると、あとは一気に北千住まで止まりません。
進行方向窓側の席でしたが、ちょうど地平線に陽が沈んだところでした。さほど雲のない日でしたので、陽の沈んだあたりだけ、ピンク色に染まって見えました。 車窓から外を見ていると、ちょうど川を越えたところで、川岸に枯れかかった尾花の一群。秋も本当に深まりました。
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