日記でもなく、手紙でもなく
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葬儀参列のため、幡ヶ谷と代々木上原の間にある、代々幡斎場まで行く。 地図で見る限り、その斎場へは代々木上原からも幡ヶ谷からでも、距離的にさほど変わらないように見えた。ただ、幡ヶ谷から行ったほうが何しろ近いという話や、代々木上原で降りて歩くと、坂を登っていかないといけないようなイメージがなんとなくあった。
帰りなら少し歩いても良いだろうと思い、そこで一緒になった人と上原方面へ歩いていくことにした。 一番の問題はどこも住宅街の中の道路で、これが上原へ出るメインの広い道路だというのがないこと、ほとんど下りになるのだが坂道が含まれること。それで、道がわからなくなってしまう。 この道で良いはずと思って歩いていき、途中で子供を抱いて散歩をしていた人に、念のため代々木上原の駅を確認してみると、約90度程度の方角違いをしていたことを思い知る。
それでも下り坂を歩いてこちらの駅へ出るのはまだしも、斎場へ向かう時に上原から歩くと、地図上では幡ヶ谷からとさほど変わらなく見えるものの、時間的に2倍程度かかることになりそうだ。
代々木上原の駅というのは、千代田線から小田急に乗り換えたり、電車で通過してはいるものの、駅の外を見たのは初めて。坂を降りきって、駅構内の店が両側並ぶ通路を通っていくことになる。改札までの距離が結構あった。
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戻りの代々木上原の次の駅は、代々木八幡。友人がここに住んでいたことを思い出して、ちょっと降りてみる。 一見駅前から富ケ谷方面へ抜ける道の雰囲気は変わらない。
その頃は、イタリア料理といってもパスタ専門店が多かった。富ケ谷へ抜ける道の左側に、今でも<はしや>が営業していて懐かしい。 ただ、変わっていないようで、それでも少し変わっている。
富ケ谷の交差点付近に、粉と卵という洋菓子の店があり、その2Fの喫茶室では、店頭のケーキ類だけではなく、ソースがかかったデザートのような菓子も食べられた。その店の建物は残っているが、営業している雰囲気は既にない。
駅へ戻る時、裏道を行くと、できてあまり間もないというようなトラットリア風の店があり、ちょっと店内を覗いてみると、なかなか賑わっている雰囲気。
過去と今とを重ねながら、やはり時間はずいぶん流れている。
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