日記でもなく、手紙でもなく
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今日の日経朝刊に、DIONのアドレスからAOLサーバのアドレスへ向けたメールの不着が頻発している、という記事があった。 DIONはKDDIのサービスだが、KDDIといえばかつては国策国際電話会社のKDDが母体になっているところだ。AOLというのも、世界的に一番ユーザーを抱えている会社なので、かつて国際電話として日本ではトップだった(おそらく今でもトップだと思う)ところからのメールが、AOLアドレスへ届かないというのは、なかなか皮肉なところがある。
今回は、DIONアドレスから大量の迷惑メール(スパムメール)がAOLユーザーに発信されたようで、AOL側ではDIONからのメールの受信規制を行ったのが原因、という点についても触れられていた。一般ユーザーには、本当に迷惑な話である。
この迷惑メールを出す輩というのは、本当にタチが悪い存在だ。 このために、現在無料メールの数が減っていたり、有料化措置をとり始めているところが続々と出てきている。まさに、フツーのインターネット・ユーザーにとっては、一番悪質な敵である。
以前書いた、Fullmailにしても、スパムメールが出たため、メーラーからのFullmailの送信サーバを利用しての外部アドレスへの送信をできなくする措置が取られている、というお知らせが8月23日に出ている(Webメールは出せるのだが)。
やはり、なんとかして、この手の悪辣な輩を締め出す方法を考えないといけないだろうし、相当シビアに対処していく必要があるのだろうと思っている。 早く、悪辣な輩をすぐ特定化できるプログラムというのができないものだろうか、とも思う。できれば、スパムメールを出している時に、全部その送信者へ戻してしまうとか。
閑話休題。
ところで、情報通信の世界では、もともとホットラインなどを扱うところとそうでないところによって、やはり通話品質へのこだわりかたというのは基本的に違っていたところがある。戦争になるかならないか、そんな話をしているときに、中断したりノイズがばかばか入ってしまうと、役にも立たない回線になる。
ただ、電子メールというのは、あちこちのコンピュータを通っていくので、時々それがうまくいかずに届かないことがあるのも事実。 だからこそ、自分だけに送られた少し重要なメッセージをもらったら、自分が確かに読んだということを伝えたり、その内容を確認した、ということを返信で出すのは、理にかなったことになる。 最近だと、このような正しいメールを送信する人の数が、スパム・メールの増加とは反対に、少し減ってきたような気がしないでもないのだが。
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