雑記

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2013年08月13日(火) 辛い物は大好きだけども

蘇州夜曲というのはよくわからないけど古い歌謡曲で、いろんな人がカバーしてたり、でも難しい歌なのでカラオケとかじゃあんまり耳にするようなものでもない、くらいだったんだけど、中国居た時李香蘭の歌を上手く歌う人がいて、んで帰国してから興味出てきたんでCD買ったりYoutubeでいろんな人の聞いたりしてて、やっぱり李香蘭とか渡辺はま子とかがいいに決まってるんだけど、カバーならASKAが歌ってるのがすごいなあと思ったのを芸能ニュース見てて思い出した。慌てなくてもこの先CD買えなくなるような事には多分ならないだろう。というかこのCD高校の頃買ったぞ。


連日の最高気温更新のニュースほどでないにしろ、ここら辺のアメダスの数値を見てると連日39度を超す毎日です。でも今日は湿気も少なく風も多少はあったので、昼間は冷房のまったくない自室で、窓からたまに吹き込んでくる熱風とぬるい水で汗だくになって昼寝ができる程度には大丈夫な状態で。いやでも全く雨が降らないのは気分的にも庭のいろいろ的にもよろしくないので夕立でもいいのでなんとかして欲しい。


中国でこの時期普通のメシ食うと、主にキュウリを使ったメニューがたくさん出てきて、これは身体を冷やす野菜だから夏はいいからたくさん食べろ、ということらしい。でも冷たい食事は身体に悪い、というのも中国の昔からの言い伝え以上の知恵なので、暖かいキュウリ料理(玉子とキクラゲと一緒に炒めたのとか)もよく出てきてて、キュウリの水臭さが苦手な人にはたまらない一品だろうなあと思いながらもむしゃむしゃ食ってた。キュウリって中国語で黄瓜て書くわけだが、なるほどこれがキュウリの語源か!なんて感動したのも随分昔の事みたいだ。
まあいいや。日本でも秋ナスは〜みたいに、同様の伝承はたくさんあるわけだけど、暑いから身体を冷やす、の逆に、辛い物を食べる(汗かいて体温さげる?)とか、身体を熱くするようなものを食べて体感温度をどうにかするとか、辛い物とかが決して嫌いな訳じゃないけどイマイチ理屈がよく判らないいろいろ見てて、これも少し前に東南アジア暑いところに赴任してた日本人の話思い出した。
熱帯に近いその国はもちろん年がら年中暑く、場所によっては年間の寒暖差が40度以上あるような日本の人が快適に過ごせるわけがないらしく、やっぱり赴任してすぐは暑さでどうにもならなかったらしい。夜になっても日差し以外の暑さはそのままの、ビールも冷えてないし無理に氷入れて貰ったらまともな水で作ってないので腹壊したり、というか基本辛い物ばかりだからそれだけで既に腹は壊しっぱなしで、やっとホテル帰っても冷房はまともに動かず扇風機がぬるい空気をかき回してるだけで、てなまあ想像通りの話だったけど、まあそんなとこでも、というかそういう所の方が精力的に人は生活していると思うんだけど、しばらくいればその人も慣れていったらしい。食い物はまあ慣れれば食える物も増えてくるだろうし、水は気にしなくても身体が勝手に順応してくもんだと経験則上僕も思う。んで暑さについて、その日本人は医者でもなんでもないので詳しくはあれだけど、曰く寒さにも暑さにも対応できるようになってる日本人の身体は、デフォで熱帯みたいな場所で24時間高温多湿に対応できるような仕組みになってないらしく、行ってすぐは大量に汗がかけないので身体が余分な熱を持つような状況に陥りやすく、そのせいで体調が悪くなったりするんだそうだ。だけど慣れてくると発汗もそうだけど、汗腺が開くというか、発汗以外の発熱の機能もうまいことなるため、現地人程とはいかないまでも、汗ダラダラかきっぱなしになることもなくなるし、暑さそのもので身体がどうにかなることもなくなり、割と快適に過ごせるようになったそうだ。そのかわり、冬に一時帰国すると元々住んでた自宅でさえも寒くて仕方がなく、これも慣れるまで結構かかったとかそういうオチ。

要するに、食事やらの生活様式をどこかよその国とか地域にあわせてみても、天候とか環境とか、もっと言えば人間の身体の作りからして違うんだからそうそう簡単に思ったとおりの効果なんか出るわけないよね、つう話。


次郎吉 |MAILHomePage