2002年04月14日(日) |
こ、心の準備がっ!!! |
この日は宝塚星組公演のコーナンの貸切の日だった。 ハガキを13枚送って勝ち取った1枚のペアチケット。 日頃からたーちんが見たいと言っていた母と2人で出かけた。 前までは“先着順”だった座席券の交換が今回から“抽選”になった。 ありがたいことだ。前の時は始発のバスで出かけた・・・。 今日は・・・普通に出掛けた。10時から座席券の交換が始まる・・・。 抽選なのだからもっとゆっくり行けばいいものを10時に間に合うように出かけた。 当初、母は「3時公演まで5時間もヒマ〜っ!」と言っていたが・・・・・・。
私たちが到着した時にすでに30人くらいの人が並んでいた。 「どこでもえーやんな。」とか言いながらも内心めちゃドキドキしてた私。 いざ、近づいてくると・・・目が泳ぐ・・・。 ずらずらずらーっと並んだチケットフォルダー。 並びの時にみる・・・アレ・・・あの状態で箱が6つくらいあった。 ふと背の部分がへこんだフォルダーが目に入った・・・。押し込んだあとのような。 それを手に取った・・・・・・・。 チケットを見る・・・・・・まず「1階か2階か・・・・・・1階やわ〜ヨカッタ。」 「何列?・・・・・・・・・い、1列?・・・・・・・いっちゃん前やわっ!!!」 ここで母「でも端っこなんちゃうん?見づらいで〜。」 「いや、ちょっと待ってな・・・・・・41やって・・・41・42やわ。」 1階1列41・42 センターブロックの下手通路側である。最高の席☆ 「なあ、真ん中のブロックの一番端やわ・・・すごいで。」 「は?真ん中なん?一番端なん?どっち?」 常に座席表がおおまかに頭に入っている私と全く入っていない母。 「ここ、ここやで。」座席表を指差してみせた。 「すごいやーん。コウジュタツキよく見れるなー。あーシアワセ。」 ここで母は「5時間もヒマーっ!」を忘れてしまっていた。
でもでもヒマである。まずモーニングを食べようと・・・駅まで戻った。 SARAのシナモントーストを食べて・・・・・・・・・ 山本(駅名)にあるガーデニングのお店へ行くことにした。 いろんな花やらガーデニンググッズを見るだけ見て・・・そこでランチをして・・・ 宝塚へ戻って来たのは1時頃・・・。 仕方なしにお茶をして用事を済ませて・・・がんばってがんばって時間をつぶして ・・・・・・ようやく2時半・・・・・・・。ひゃー、やればできるもんだ。
さていよいよ開幕・・・・・・といってもあまりにも前過ぎてあまり作品にのめりこめなかった。 こりゃゼイタクなことだよ・・・。 幕開き・・・いきなりかよちゃんが目の前で・・・ヨケイにね・・・。 あれよあれよという間に終わってしまった。 「ミロスラフ・・・死んでもーた。」とか思ってる間に・・・。 泣けたね・・・。ミロスラフ・・・いつの間にか撃たれちゃって・・・ヤンに抱えられながら・・・。 そしてテレザのおかーさんも死んで・・・最後の最後・・・泣けました。 原作2冊をどうやりこなすのかと思ったら、まあまあポイントは押さえてあって ちょっとムリはあったけど・・・いいんじゃないかな・・・という感じだった。 ・・・母は・・・・・・・・・見とれていた・・・。
そしてショー。こちらも常に目の前かよちゃんだった。 私がかよちゃんばっかり見てるもんだからかよちゃんもきっと 「この人なんなんだろ・・・。ヘンな人。」って思ったかもしれない。 いや、ある意味これもウヌボレやよね。 最初は『ダンシングスピリット』そのものだった。 まー、先生が一緒だと・・・こうも・・・っていうくらい。 プロロから・・・途中まで一緒だった。笑えるくらい。予想できちゃったもん。 母は何度かたーちんの視線をGETして浮かれていた。 私は・・・フィナーレで銀橋目の前にいたねったんに最高級のスマイルをもらった。 ジョバンニだーっ!!!と思えるくらいの。かわいーの。かわいーの。 お芝居ではサイアクなヘスだったけどやっぱりねったんだーって思った。 かよちゃんは反対側にいた・・・・・・。
そして終わってからの母の言葉「安蘭けいってさ・・・立ち方にクセがあるな。」 全然教えていなかったのにとうこは認識していた。 とうことさえちゃんはわかったらしい。 「コウジュタツキの相手役・・・あれは若いん?」 まー、答えにくいことを聞くわ・・・と思いながら 「うーん・・・。森奈みはるとか白城あやかっておったやん?あの人たちと同期。」 「ふーん。」あまりわかっていないよう。 「えっと汐風幸とか初風緑と同期やよ。」ピンと来たらしい。 「え?んな若くないやん。」まーそりゃそーだ。それを言いたかったのよ、私。 「なんで若い子にせぇへんかったん?」するどい質問だ。 「たーちんが“あきがいい”って望んでん。 だから一番いいパターンやねんよ。」とまあ・・・わかりやすく説明した・・・・・・。 「そっか、若いからエエっていうもんじゃないもんな。ヘタクソやったらな・・・あかんもんな。」 そこから母は何回たーちんの視線をGETしたか・・・とか、音楽と歌があってなかったとか・・・ セリフが難しすぎたとか・・・お芝居の話やらショーの話やら飛びまくりで話していた。 そして「ああ、今日はNO.2、発見でけへんかったわ。」とさ。 宝塚を見たら、いつもその組のお気に入りを発見するのだけど 今回は見ないでもそれがたーちんってわかってるからその次・・・NO.2を見つけようと 思っていたらしい・・・がそんな余裕がなかったという。 そりゃそーだ。 私でさえもほとんどかよちゃんしか見てなかったし、とうことねったん見るので必死だった。 ちなみに母の今までのお気に入りは以前は星組・・・夏美ようで花組・・・矢吹翔だった。 そしてこの間の『琥珀』では・・・ごっちゃになっていた。同一人物だと思ったらしい。 「1人エライおっさんおったやん?あの人がえーわ。」って。「誰?」と聞いたら 「ほら、バーテンやってた人・・・。」「ああ、夏美ようやね。」 「そうそう。あの3人で出てきて2人踊ってる時に歌った歌・・・あの声・・・。」 「え?それは矢吹翔やで・・・。」「ありゃ、同じ人ちゃうの?」だってさ。 母は花組3回、星組5.6回、月組1回、宙組2回くらいしか見ていない。 おっと・・・“ちなみに・・・”が長くなった。
そしてチラシを見ながら「ふーん、この役やった子(ねったん)かわいいやん。 この役な、しぶじゅんやったら、良さそうな役やな・・・似合うで・・・。」とな。 しぶじゅん・・・キライなくせによく押さえていらっしゃる(^^ゞ 笑いながらさえちゃんととうことねったんとが学年がトシゴだと言うことを教えた。 そしたら「え?安蘭けいっていくつなん?」と・・・。 「成瀬こうき・春野寿美礼と同期やで。」と教えたら「あら、そう。ふーん。」って 妙に納得していた。 なるぴょんはわかるし、オサも知っているらしかった。
こうして最高級の座席での観劇は終わってしまった。 あとにも先にも・・・まあ、滅多とない特等席だろな。 (この10年の中で3回、あるが、全て貸切公演)
ゼイタクな話だけど初見にはちょっとムリな席であることには間違いない。
そうそう・・・この日の司会は元星組の鷺草かおるさんだった。 あいかわらず・・・華やかな人だった。 「え?誰?それ・・・」って? 『ヘミングウェイレビュー』でノルさんの恋人役をしてたあの人だ。 彼女の司会で組長への花束贈呈があった。 組長:英真なおき氏・・・オトコマエである。 「かっこい〜。」と私がいうと「渋好みやねぇ・・・あんたは。」と母。 母に言われたくない・・・はっちさんとちはるさんをごっちゃにしてしまう母に。
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