目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2004年03月31日(水) いい経験してきましたさ。

 韓国での仕事を前にして、不安な私にむけて
師の1人がアドバイスをくれました。

 今まで、どんな時 うまくいった?
 どんな風に うまくいった?
この質問を1日百回自分に問え と。
過去の体験から学べという まさに自学習。

 ソウル市内のビジネス街、ビルの一室。
会議室にずらりと並んだ10人の男性。
まずは名刺交換をして、でも、皆、CHOWさんとかReeさんで
覚えられないよー。なんで皆ツーポイントのめがねやねーん。

私のプレゼンテーションは、一番最初と最後。
仕事の目的は、業務委託契約だけど
個人的な目標は、相手とコミュニケーションをとること。

そう、師が言った「どんな風にうまくいった?」
うん。
私から心を開いた時。

だから せめて挨拶だけはあちらへの敬意を表して
韓国語でしたかった。(それ以外は、通訳付)

スクリーンの前に立つ。
ニコリともしないコリアンたちの目が注がれる。ゴク・・・。

焦って すぐ説明を二言くらい口走って
あわてて 「す、すみません!まず挨拶させてください」
と叫んで 向き直る。

(ここからはハングル)
「は、はじめまして。私はめぐっちと申します。

え、えーと、お会いできて嬉しいです。

どうぞ よろしくお願い致します!」

聴衆は、オーという歓声と拍手で私を迎えてくれた。
ナンチャッテ韓国語だが、それを覚えたかった私を認めてくれた瞬間。




あとはもう大丈夫。
相手にロールプレイングさせてしまったり、
ケラケラ笑ってもらえたり 楽しく仕事ができた。

もちろん大金槌で叩かれた思いもある。

先方は、シリコンバレーやサムスンなどで
人事教育をしてこられたエリートさんばっか。
私など足元にも及ばぬ 知識と経歴の持ち主。プロフェッショナル。
ホントだったら穴掘って隠れたいほど。

でも、
こんな機会めったにないぢゃん。

そして相手は「そんなこと知ってるよ」という顔は
ひとつも見せず、ものすごく温かい表情を頂き
1回目の3時間のプレゼン終了。

お昼を食べに行った時も、進んで相手に話しかけた。
一番若い30歳前くらいの男性と 韓国のITの発展の話(で 止めときぁいいのに)
ネットゲームの話になりポトリスやリネージュへと話題が移る。
彼がポトリス大好き男だと知り 笑ってしまう。


夜はご招待で 韓国の宮廷料理というものを頂いた。
MBAはもってても、日本語はわからぬ人ばかりなので
ここでは目口ナンチャッテ英語が活躍。

知性もへったくれもない会話だし、
文法も単語もとびまくりの
恥のかきすてというにしてもあまりにお粗末な語学だ。

でも相手は本当に紳士的に接してくれた。
というか、人間として こうありたい と思うくらい
真摯につきあってくれた。

ビジネス関係だから よくしてくれた部分もあるだろうし、
日本では なかなかどうして手強い輩と対しているから
優しく扱われると ほろっとくるというのもあるだろう。


契約は無事済み、私の担当箇所の専任者が決まれば
また訪問することになりそうだ。


さて、日本に帰ってきたら雨だった。
実はこれから勉強会なんです・・・といったらうちの社長があきれていた。
最近情報流出でソンしたソンさんの系列シンクタンクで勉強をはじめる。


へろへろ。せっかくだから韓国語も自学習続けようっと。

 


 <あとっぽ  目次  さきっぽ >



↑エンピツ投票ボタン
My追加
めぐっち [home page] [bbs]
[めぐっちのめ。] [ちょっとmail]
My追加