目口覚書
■目口覚書■
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2004年08月04日(水) 無能の人

昨日今日は パーソナルカラーの研修。

銀座の某ビル コスメガール大集合のもと
個人の肌や目、髪の色をもとに その人にあった
ファンデや眉にチークにリップに と
どんどん重ねていく。

もともと綺麗なベイベェ(ミッチー風)たちだが
肌の艶や 目の輝きまで 変る様子をみて ひたすら感心。

私はファシリテート側として すっぴんになってお化粧をしてもらう
モルモット役になった。

「このモデルは 本人とはもっとも遠い要望を出します」

そんな条件のもと 私が出せと言われた要望は



ラブリィ。





ち。
そうかい そうかい。
私は ラブリィから もっとも遠い女かい。




イメージはマツダセイコということで
塗ってもらった。


出来上がりを鏡で見て
正直 周りの人がほめるほど 似合ってもないしかわいくもない。

だが、帰りに寄った薬局で ふとみた自分の鏡にうつった顔が
ぴかぴか光っていた。
いや アブラのせいじゃなくて ですよ。

お化粧って すごいわね。

************
八月ですな。

相変わらず大殺界年の大殺界月。

今夜はうちのめされた。

自分は、コーチとして 無力じゃないか と思った。
クライアントのイライラに 揺れてはいないつもりだが
それに作用したのは 私の質問。
これは 必然だったとはいえ クライアントにとって有効だったのか。
そして たっぷり揺れている私。

未熟な作家は
展覧会の片隅でかたまっている
誰も私の作品の前で立ち止まらず
新聞評ではこきおろされ
搬出の際に 人夫の不手際で 
威勢のいい音を放って 木っ端微塵に割れる。

割れる。


かのひとの言葉も笑顔も
自分のしてきたことも
積み上げてきたことも
全部全部消えて粉々になる夜


わたしは 幾度もそんな夜を乗り越えて
今 ここにいる。


誰も私を見なくても
私の側には 私がいる

あんたの寂しさは 私が知ってる

あんたの未熟さも 不完全さも
だから完全になりたい思いも
自信のなさすぎる振る舞いも

私だけは 知っている

大丈夫

そばにいてあげる






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