2005年07月28日(木)  後輩  





 部活を最後まで続けていると、
 後輩と仲が本当に良くなる。
 もうすでに先輩として扱われていない部分もあるけれど、
 それもとても楽しい。


 今日、あたしのあとを継いだ部長に怒った。
 後輩から、「もうあの人のはついていけない」という話を聞いて、
 どうにかしなければと思ってはいたけれど、
 今日、部長らしからぬ行動を取ったので、
 呼び出して注意した。


 泣き出すかと思いきや、涙をこらえてしっかりと、
 あたしの眼を見て話を聞いていた。



 頼もしくなったな。と、思った。
 「がんばれよっ」と、最後に肩を叩いた後、
 「はい」と、大きく返事をした。
 




 さっきメールが来て、
 「目標は、先輩みたいにびしっと言ってくれて、頼りになってくれる優しい部長!」って、
 照れるじゃないかっ!と、思いつつ、
 涙をこらえきれずに涙を流してしまった。
 本当に、知らない間に大きくなるんだなぁ、と思った。
 やっぱり、自分の成長より、
 後輩の成長のほうが、何倍も嬉しい。
 そうやって、日々輝いていく後輩を見るのが、
 あたしはとても好きだ。


 笑顔で挨拶してよってくる後輩も、
 聞いてください!と、笑顔でかけてくる後輩も、
 自分のふがいなさに、悔しさをこらえ切れない後輩も、
 たわいのない相談事をしてくる後輩も、
 自分の彼氏のことを話す後輩も、
 全部全部、あたしの大切な瞬間で、
 あと、8日で、こういう日々が終わってしまうんだと思うと、
 本当に、本当に、考えたくないことだ。






 ひとりひとりの実力としては、
 まだまだ伸び悩むプレイヤーたちだけれど、
 本当に、このBrassは大好きだと思う。


 皆が流した涙の分、
 最高に楽しい演奏が出来たらいいなぁ、と、
 本当に心の底から思う。



 自分、青春してるんやなぁ。と、つくづく思う。
 最高に楽しいときを、過ごしているんだ。と。
 部活をしているのとしていないのでは、
 青春感じ度数は、桁違いだと思う。






 自分、最高に幸せです。









  

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ほっとけない 世界のまずしさ 

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BbS