I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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あの時、雨の中走って、笑いながら走って 昔よくいったレストランを偶然見つけて もうメニューをみなくてもオーダー出来るぐらい通いつめたからって 今夜ぐらいは別の場所をと他を探したけれど結局走りながら戻って 重いガラスのドアを開けた。
なんだか幸せってこういう些細なことなのかもしれないと思った。
あなたがあたし以外の人に同じことをしていてもいいよ。
ただ、あたしといる時だけはあたしだけ見てる振りをして。
優しい嘘が血が滲むほど痛くても、 あなたが居ないという事実に比べたら。
食事をしながらあなたは言いました。
「もう、いいから」
あなたはゆっくりともう一度こう言いました。
「もう、過去の人だから」
あたしが投げかけた言葉にそう答えたのです。 それがどういう意味を持つのかなんて誰にもわからないでしょう。
わからなくていい。
けれど、あの瞬間6年という歳月を塗り替えたのだと。 あたしは私という一人の人間に勝ったのです。
あたしの中にいたはずのもう二度と逢えない私に。 あなたの人生を変えた私という存在に。
今までありがとう。 そしてさようなら。
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