2003年08月20日(水) |
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月に一回、恒例のオーナー視察が明日です。やはり私が担当している工種の説明をしなければなりません。進捗図を用意し、想定問答集を考え、自信のない英語をチェック。実際はアドリブの質疑がほとんどなんですけどね。
まず基本だけでも勉強してから聞けよ、と言いたくなるような質問が多いのですが、素人故の素朴な疑問の怖さもありますから気が抜けないです。この工種の仕事について15年過ぎましたが、地面の中が相手なものですから理論的に説明の難しい事が多いのです。「それは岩盤に聞いてください」と言いたくなるような状況があるのですが、オーナー達はプロならわかるだろうとばかりに聞いてきます。
しかし15年の経験は伊達ではありませんよ。理論的に説明しづらい事柄に対する対処法(処世術とも)として色々と身に付けてきました。
声は大きくはきはきと。(相手の目を見て) 根拠のない話は必ず「一般的に」の一言が大切。 相手の言う事は否定はしない。(可能性で示唆) 結論は出さない。(時間を稼げます) 最後はありがとうで締めくくり。(握手もOK)
自信のない態度が相手を不安にさせます。結果としてわからないから検討するという話の場合でも、悩んだあげくよりシャキシャキと話のやり取りをしてからのほうが相手も納得しやすいですしね。
さあ、いつまでこんなハッタリが通用するでしょうか。
仮出所まで約88日。
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