2005年09月28日(水) |
プラグ(閉塞)コンクリートの配管 |
現在、Upper Damの仮排水路の閉塞工事を行っていますが、9月の上旬にゲートを閉めてから、まず仮プラグコンクリートを打設が終わって、今は本プラグの配管作業などを行っています。
トンネルの中はコンクリート打設用の足場や冷却用や注入用のパイプの配管をしているので、狭くなって歩く時に頭上を注意しないといけませんね。
このトンネルはダムの最下部を上下流に突き抜けているので、ダムに水が貯まった時に水が漏れないようにするために、この閉塞工事は重要です。 このトンネルの真上にダムが約70mの高さで作られています。
正面が仮プラグの壁で、ゲートを閉める前はこのコンクリートが無くて上流からの川の水が流れていました。今はこの仮プラグの向こうは水がひたひたに貯まっていて、ドレーンバルブを開けると水がどっと流れてきます。
これが上流のゲートを閉塞する前に仮排水路の出口から水が流れている様子です。これは大雨の日に撮ったので、いつもはこの半分以下の流量です。
プラグコンクリートを打設すると、このトンネルが50m以上全部コンクリートで塞がれます。その大きな容量のコンクリートが出す硬化熱は膨大なので、配管されているクーリングパイプに冷たい水を流して冷却をします。
数ヶ月クーリングを行いコンクリートが冷却すると収縮して縮むので、既設のトンネルコンクリートと後から打設したプラグコンクリートの間に隙間(ジョイント)が出来ます。 そこで予め設置してある注入用の配管(供給管&排出管)を通して注入孔よりジョイントへセメントミルクを注入して、ジョイントを塞いでダムの漏水を防ぐようにします。
このセメントミルクの注入が私の専門分野の仕事ですが、今回はこのパイプの配管作業までを確認チェックをしています。 コンクリートを打設してしまうと手直しが不可能なので、後から問題が出ないように慎重に確認をしています。
慣れない仕事で緊張しますが、他人任せにするより自分の目と手で確認できるのがいいですね。
昨日の夕食メニュー
メインディッシュ…サバ塩焼き 小鉢物…トマトソーススパ、肉じゃが スープ…玉子スープ
サバの塩焼きとトマトソースのスパゲティの組み合わせはちょっと首をかしげましたが、トマトソースの味はまあまあいけましたよ。ただ麺の茹で具合はもう少しシコシコ感がある方がいいですね。
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