YOU&I *diary
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 NO WAR


テレビでは、アメリカのテロに対する『報復』について、
渦中の人物についての話題で、もちきりだ。


前期に、大学の授業のレポートで、
イスラム原理主義について書いたので、
中東の複雑な関係を、少しは勉強したつもり。

そういうことを、ちゃんと考えないで、
テレビで、??、、という事を言っている人もいる。

アメリカに全面的な賛成をしたところで、
この問題は、本質的な解決につながらないと思う。


こんな風に、国際社会という観点から、
この問題を考えることって、普段は、あんまりしない。

それは、考えても考えても、まだまだ勉強不足なことと、
その複雑さから、すぐに考えるのを挫折してしまうから。。。

それくらい、難しいことだと思う。

ひとつの観点からだけで、物事を判断したくない、という気持ちもある。

日本の立場がどうなるとか、
経済がどうなってしまうとか、
そういうことも、もちろん重要な事だけれど、
いま、実際に苦しんでる人でさえ、救えないような人達が、
そういう事を、本当に解決できるのだろうか?

いろんな問題で苦しんでいる、
アジアの国々、中東の国々、
そして、そこで精一杯、暮らしている人達、、、
そこにある苦しみを、見てみぬふりをして、
自分達の立場とか、経済とか、そういうものだけを考える。

威厳を保つために、戦争をする。
戦争でしか保てない威厳って、
なんの意味があるんやろう?

もちろん、テロなんて、絶対に許しては行けない事。

でも、そのテロが起きるまでの経緯や、
テロを起こすだけの権力や強い思いを、
持たせてしまったのにも、やっぱり、原因がある。


* * * *


アメリカで、ガソリンスタンドに勤めていた、
インド人の移民が銃で殺された、、というニュースを耳にした。

やったのは、アメリカ人。
イスラム教徒だという事で襲ったらしい。

ムスリムの人でも、みんながテロとか、
そういう、過激なことを考えているわけじゃない。
イスラム原理主義者のなかでも、
みんなが過激派かというと、決してそうではない。

襲ったアメリカ人は、悔しくて、憤りを感じていたのかもしれないけど、
やっていることが、テロと大差ないという事に気付いているのだろうか?


* * * *


『NO WAR』という言葉が、テレビに映っていた。

アメリカの路上に書いてあった言葉。

キレイごとだと言ってしまうのは、簡単なことだけれど、
『戦争のない平和な世界』を素直に願い、思いつづけることが、、
もしかしたら、今、一番難しいことかもしれない。


* * * *


『報復』で本当に苦しむのは、
一番苦しむべき人たちなのか、
それとも、アフガニスタン、そのほかに暮らす、
一般の、罪なき人たちなのか・・。


* * * *


ここ数日、一回考え出すと止まらなくなってしまう、
アメリカ同時多発テロと、中東、日本について・・・。

こんなことを日記に書くべきか、どうか迷ったけど、
一回、なにかに書かないと、頭がごちゃごちゃしちゃって・・。

今日は、ちょっと、重い文になっちゃった。
でも、覚えておきたいことだから、勘弁してね。

2001年09月17日(月)
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