としょかん日記
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車で熟睡した後、実家でじいちゃんばあちゃんに心行くまで遊んでもらい、風呂にも入って再び眠りにつくゆず。生涯で一番幸せな日はこうして閉じていく。・・・はずだった。アンパンマンショップに巣食う魔物はそんなことを許すはずがなかったのである。
八時に眠りについた後、親はそんな時間に寝れるはずもなく思い思いのことをして過ごす。そして11:30。ゆず突然の目覚め。普段は朝までぐっすり眠るゆずがおきて一言。それは現段階で唯一しゃべることのできる言葉「まんま」。外は真っ暗なのに、彼女は既に朝までぐっすり眠ったと勘違いしている。その証拠にその後全く眠る気がなし。わたしは暖かい布団で夢の世界へ強制送還されていたのだが、奥さんは全く眠らないゆずの相手をして真っ暗な部屋で買ってきたばかりのアンパンマンフィギュアを延々と並ばされるという新しい拷問を受ける。
2:30。寝かしつけられることを全身で拒否するがごとく、大声で泣き出す。わたしやっと起きる。こんなところでひよこクラブで読んだことが役に立つなんて・・・。ということで深夜のドライブへ。子どもは車の揺れに弱くすぐ寝るはずなのだ。わたしも奥さんもパジャマにパーカーというベストドレッサー賞に最も近い格好で車に乗り込む。ゆず5秒で睡眠モードに突入。その後20分で撃沈。万全を期してその後30分かけて夜の田舎道を走る。
これでやっと平和な日常が戻ってくる。・・・はずだった。慎重に慎重を重ねて布団の寝かせる。耳にも心地よい寝息が聞こえる。明日は自然に起きるまでゆっくり寝ようという奥さんの提案に、目覚まし代わりに使っている携帯のアラームを止める。そこで携帯を閉じる。「カシャ」。意外と響く携帯をたたむ音。勢いよくその小さい体を起こすゆず。魔物は三度目を覚ます。
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