++ワタシノココロ++
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やすくんの所から帰ってきた。
いつも通りの生活。
夜。
やすくんから、電話がかかってきた。
「今日、従姉妹と一緒にUSJ行ってきたよ。
いきなりでビックリだろ?でも、楽しかった」
USJの話を楽しそうにしてくれるやすくん。
高校生の従姉妹も初めてで
適当に片っ端から乗ったこと。
乗る順番を考えなかったから、結局ずぶぬれだったこと。
「今度は一緒にいこう」
連れてってくれるの?って笑って聞くと
もちろん!って答えてくれた。
昨日まですぐそばで聞いてた声が
受話器を通して聞こえてくる。
一緒にいるのが当たり前だった昨日までの生活。
また、いつもみたいに離ればなれの生活になったんだなあって
電話越しの声で実感する。
話しながらゴロンと横になったのか、
急にやすくんの声が割れて、何を話してるのか分からなくなった。
「ん?なに?」
って、聞き返すたびに少し携帯を離してしゃべるやすくん。
昨日まではどんなに近づいても
やすくんの声が鮮明に聞こえてたのに
ブルーになることは考えたくないのに
楽しい思い出にもう少し浸っていたいのに
淋しい。
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