++ワタシノココロ++
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**今日の話は、昨日の出来事**
夜。
あったかいうどんが食べたくなって
鍋焼きうどんを作った。
作ってるときから
おいしそうな匂いが部屋に漂って
我ながらいい感じ。
テーブルの用意も済んで、
さあ夕食だ、と思ってるときに
やすくんから電話がかかってきた。
「今日は早かったよ。
夜、新年会に出かけるんだけどね」
スポーツの好きなやすくんのために
今日(日曜日)行われたものの結果を
インターネットで調べながら伝える。
「今日ね、仕事してたら電話があって
明日、前の勤務先のチーフが出張ついでに
こっちにくるんだって」
本当にたわいない話。
でも、わかった。
私が欲しかったのは、こういう時間。
やすくんの気持ちが私だけに向けられてる時間。
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「疲れたからそろそろ寝るよ」
「ごめん、これから飲みに行くから」
「あ、もうこんな時間だ。じゃね」
最近、こうやって一方的に電話が切られることが多かった。
疲れたから、というのはともかく
まるで時計とにらめっこされてるみたいで
嫌だった。
そしてその後必ず、
「明日は○○時に起きるから、よろしく」
というおきまりの文句。
私は何?という気持ちが沸いてくる。
話を聞いてくれないこともあった。
…テレビを見ながら話をしてるから。
話の脈絡とは関係なく
突然笑い出すやすくんがいた。
その時々には腹も立つのだけど、
やっぱり、もう一人の自分が
そんな自分の気持ちを押さえつけて
淋しい気持ちだけが溢れてきてた。
…それが、昨日までの私。
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話してる内容は本当にいつもとかわらなくて
せっかく作ったうどんは伸びてしまったけど、
私の気持ちは
やっと
柔軟さを取り戻したみたいです。
毎日、数分だけでいいから
私の方だけを見てくれる時間を
くださいな
今日の電話みたいに
不意に
「すきだよ」なんて
言ってもらえたら
言うことナシです。
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