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2003年03月02日(日) わたしの負け。

「惚れた方が負け 惚れさせた方の勝ち
 言わせた方は一生の勝ち」

以前、職場の先輩が言ってた。
恋愛関係においては、惚れさせた方が勝ちだし
結婚に至っては、プロポーズをさせた方が
夫婦関係が続いてる間は勝ちだっていうこと。

結婚については実際そうなのか、
そのときの私にはわからなかったし
気持ちの問題を簡単に勝った負けたで分けられるものじゃないって
思っていたけど、でも
恋愛については、どこかしらでずっとそう思っていた。

つきあってきた人がそんなに多い訳じゃないけど
それでもやっぱり、そんなことを考えていた。
自分から好きになった人だったら
どんなにつれない素振りでも我慢できたし
逆に向こうから好きになった人だったら
自分の気持ちがそんなに高まらなくて
大切にできなくても、仕方ないと思っていた。

やすくんと会ったときもそう。
今になって思えば、出会ってすぐの頃から
私の中に恋心は芽生えていたのだろうが
それに気づくことなく、否、そっちに目を向けようとせず
楽しい友情関係を続けていた。
均衡を破ったのはやすくん。
知らず知らず分厚い壁で塞がれてたやすくんへの気持ちに
小さな穴があき、それが徐々に大きくなって
どんどんあふれてくるようになったけど
心のどこかで「私の勝ち」と思うところがあった。
そして私たちは一緒にこれからの人生を歩むことになった。
先輩の言葉で言えば、
私は完全勝利をしたことになる。

けど。



最近、何かがきっかけになって
また先輩の言葉を思い出し、それについて考えることがあった。

勝ちとか負けとか、そうやってくくられるものではないことは
よくわかるんだけど、でも敢えてそうやって考えるとすれば。
もしかして、惚れたからとか惚れられた(若しくは惚れさせた)とか
そういうことじゃないんじゃないか、と思い始めた。
そういうことを考えれば考えるほど
一つの結論に向かっていった。
勝っていたはずの私が、実は負けていたんじゃないかって。


勝ち負けを考えてた方の負け。
自分の気持ちがまっすぐな方の勝ち。


勝ち負けを考える方は勝ってても負けてても
自分を優位に持っていこうと、
自分の気持ちをコントロールしようとする。
その時点で負け。
純粋な自分の気持ちをかっこいいとか悪いとか考えないで
正直に前に出せることは
なににも負けない。




私は、いろんなものを
ごてごて背負いすぎてしまった。


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