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2003年03月24日(月) あなたにとってはたいしたことないコトバでも

今日が仕事の最終日。
今の仕事は、昨年度までの5年間続けてきた仕事と関係のあるものだった。
自分なりに一生懸命やってきた仕事。
他の人には負けないっていう自信もほんの少しある。
でも、これから先、私がこの仕事に携わることはないと思う。

これからは、やすくんの仕事の手伝いをするって決めたから。
全く分野が違う仕事だから、
これまでのノウハウも経験もほとんど役に立たないだろうと思う。
去年の今頃、仕事を辞める時は後悔はないって思った。
その気持ちは今も変わらない。
でも、どこに行ってもある程度見通しがもてていたこれまでを思えば、
正直、将来に対しては希望より不安の方が多い。
慣れない仕事への不安。

それに、ほぼ同時にスタートする
やすくんの両親との同居に対する不安。



昨日の夜、やすくんに
「明日がいよいよ最後の出勤なの。明日は絶対一緒に朝御飯食べようね」
と、言った。
後悔はないとはいっても、やっぱりこれで最後、と思えば
一抹の寂しさはある。卒業式の前の日みたいな気持ちかな。
後ろを振り返りたくないからこそ、きっぱりけじめを付けたいってのもあった。
「うん・・・起きれたらね」
やすくんがテレビから視線を逸らさないまま答えた。
「明日が、最後だから。最後だから一緒に食べたいんだよ」
やすくんの答えがあまりにも素っ気なくて、思わず念を押した。
そしたら

「もし、また今の仕事にもどりたくなったらそれでもいいんだから」

と、相変わらず視線をテレビに向けたままやすくんが言った。
やすくんからしたら、他愛のないやりとりだったかもしれない。
なんとなくセンチメンタルになってる私に対する、
優しさからのコトバだったのかもしれない。
とにかく、やすくんにとっては
さらっと流されるだろうコトバだったんだろうと思う。


でも、違った。
私にとっては。
心にグサリと突き刺さった。


5年間働いてきた自分に誇りがあるからこそ。
そこから飛び出して、やすくんについていこうと思ったからこそ。
「もし戻りたければ」
なんて話をしてほしくなかった。
やめる決心をしたことに後悔がないのは、
やすくんと一緒に仕事をしていくことに対する気持ちが強かったから。
腹をくくったというか、とにかく強い決意があったんだ。
やすくんが私を必要としていると信じているから。



なのに、そんな曖昧なことを言わないでよ。

私の決意を揺るがすようなことを言わないでよ。



戻りたくなったら、なんて考えてもいなかった私に

迷わせるようなことを言わないでよ。



やすくんは私を必要としてないのかな、なんて

不安になるようなことを言わないでよ。







私自身も気づいてなかった心の地雷を
どうも踏まれてしまったようだ。

今、やすくんが信じられない。

これからどうしていいのかもわからない。

歩み寄れる自信がない。



*******************

ほんの少し前、やすくんが帰ってきた。
今日は、やすくんの職場の送別会で
実はそれ、私もなぜか出ることになっていたのだけど
私は、行かなかった。

気の合う仲間だけの送別会だし
今のこの状態で作り笑いなんかできないよ。

やすくんはいつもと同じ。
昨日自分が何をしたかがわからないまま
「ごめん」っていうだけ。



ゴメンデ スンダラ ケイサツ イラナイン ダッテバ













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実は別のところで書いていた日記があったのですが、
今回1つにまとめることにしました。
12月の後半部分からこれまで書いた日記の間に
向こうで書いてたのを加えています。

お時間ありましたら、そちらもご覧ください。

ちょっと文体が違うかも。へへ。

***2002年12月15日分***←コチラから
***2002年12月17日分から***から月末まで


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